米ツアー選手2週間の自主隔離は解除になったが……
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/08/18号
2020/09/18更新

米ツアー選手
2週間の自主隔離は解除になったが……

 PGAツアーはインターナショナルプレーヤーに義務づけていた14日間の自主隔離制限を緩和する旨を選手たちにメールで通達した。

 ホワイトハウスがPGAツアー参戦のためアメリカに入国する選手、キャディ、コーチ及びトレーナーの入国制限を緩和したのに伴い、14日間の自主隔離なしで参戦可能になったのだ。

 当然ながらトーナメントウィークを通してツアーが行っている安全衛生に関するガイドラインを遵守し、コロナ検査を受けることが大前提。

 隔離期間があることが渡米のネックになっていた選手にとっては朗報だ。折しも7月下旬からはビッグイベントが目白押し。まずはWGCフェデックス・セントジュード招待、続いて8月に全米プロが開催されるこのタイミングで規制が緩和されたことをツアー側も歓迎している。

 しかしヨーロッパ勢のなかには「自主隔離なしでも状況的に楽観できないし、まだ積極的に渡米しようとは思えない」と二の足を踏む選手も。アメリカはコロナ感染者が世界でもっとも多いだけに躊躇する気持ちも理解できる。

 さらに隔離期間が免除されるのは前述のように選手、キャディ、コーチ、トレーナーらに限られ、配偶者や家族、友人などは従来通りガイドラインに基づいた一定の隔離期間を過ごさなければならない。また帰国に際してはそれぞれの国の規定と要項に従った行動が求められている。

 ゴルフ界ではジャック・ニクラス夫妻が3月に新型コロナウイルスに感染。ツアーで最初に感染が判明したニック・ワトニーは開幕初戦のRBCヘリテイジ2日目に陽性となったが、症状はほぼなく入院せずに12日間自主隔離を行った。そして7月の3Mオープンで復帰。12位タイとまずまずの成績を納め「隔離中は退屈だった。戻ってこられて最高」と笑顔を見せた。

 今後は「ウィズコロナ」の時代をどう生き抜くかがプロゴルフ界でもテーマになるのかもしれない。

  
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