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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 4/29号
2008/4/17更新
女子プロの大半がアイアンのシャフトを
カーボンにチェンジ、どうして?

 アイアンのシャフトといえば、男子ツアーでは『ダイナミックゴールド』が定番。女子ツアーでも『NSプロ950』や『同850』といった軽量スチールシャフトがもてはやされてきたが、ここ最近、異変が起きつつある。昨年の後半戦から今年の開幕にかけ、女子ツアーでカーボンシャフトを選択する選手が目立ち始めたのだ。

 先々週行われた「ヤマハレディースオープン葛城」で7年ぶりの優勝を飾った山口裕子(バサラアイアン)もその1人で、この試合では、2位タイに入った上原彩子(ツアーAD65)、辛炫周(ロッディオI-6)と上位3人をカーボンシャフトを使う選手が占める結果となり、ただ使用者が増えたというだけでなく、結果を残せるシャフトとして注目を集めている。

 このほか、昨年の賞金ランキング上位選手の中では、張娜(ランバックス7E05)、諸見里しのぶ(ツアーADプロト)、飯島茜(JPX60)、川原由維(ロッディオプロト)、中田美枝(ZコムSS2)、米山みどり(バサラアイアン)ら、成長株の和田委世子(バサラアイアン)、辻村明日香(ツアーAD75)らもカーボンシャフトの愛用者だ。

 “カーボン回帰”の理由はいろいろ考えられるが、背景にはドライバーのスペックの変化があるとみられている。

「最近の長く、軽くなっているドライバーの重量から考えると、いくら軽量スチールとはいえ、80グラムや90グラムでは重すぎます。ドライバーのシャフトが50グラムとすれば、アイアンは70グラムでも少し重いくらい」(三菱レイヨンのプロ担当者)

 いままでは、ドライバーはドライバー、アイアンはアイアンと割り切っていた選手も多かったが、こうしたシャフトメーカーやクラブメーカーの助言などによって、ドライバーからアイアンまで流れを重視してシャフトを選ぶ選手が増えているのだ。

 伊澤利光の薫陶を受けている米山みどりはその典型で、クラブを一新した今シーズンは、最初にドライバー用に50グラムの軽量シャフトをチョイス、アイアンもそれと同じタイミングで振れるようなシャフトを求めた結果、60グラムのカーボンシャフトに落ち着いた。

 宮里藍ら海外ツアーを経験した選手の影響で軽量スチールを使いはじめた選手も多かったが、もともと女子の体力ではカーボンの方が向いているという見方もされていた。

「力のある選手ならともかく、なかには何も無理して重いシャフトを使わなくてもと思える選手が多かった」(グラファイトデザインのプロ担当者)

 今までスチールに比べてデメリットといわれていた球のばらつきも、「最近のカーボンシャフトは材料も以前とは比べものにならないくらい改良されている」(三菱レイヨンのプロ担当者)

 また、「飛びすぎを抑えたり、シャフトの先端側にウェートを配分することでバランスを出しやすくしている」(グラファイトデザインのプロ担当者)ことでスチールからリシャフトしても違和感が少なくなっていることも大きい。

 今年はアイアンのカーボンシャフトが何かと話題を集める一年になりそうだ。

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