連絡は入れよう!雨の日の当日キャンセル、昨今の事情は……
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2016/06/07号
2016/06/02更新

連絡は入れよう!
雨の日の当日キャンセル、昨今の事情は……

 間もなく梅雨入り。ラウンド当日が大雨でやむなくキャンセルになるとなった場合、「雨天当日のキャンセル料金」はどうなるのだろう。

雨の日ならではの工夫や楽しみもあるぞ!

 かつては当たり前に取られていたキャンセル料だが、状況はやや変わっているようだ。

 まずゴルフ場運営大手のアコーディア・ゴルフは「キャンセル料をいただくコースは全国136コースの1割以下。それも都市近郊の人気コースの土日祝日予約のみで、大半はいただいていません。徴収金額は1人千円か1組3千円が目安で、申し込みの代表者に請求書を送っています」(同社広報部)。この比率や徴収金額は他の大手もほぼ同じ。「当社は全国40コース中、首都近郊の13コースでいただいています。金額はコースごとに異なり、2~3千円が目安です」(OGM広報部)。

 「うちも徴収するのは一部のコースのみ。たとえば中央都留CCは土日に限ってメンバーは1組千円、ビジターは同2千円を4月から頂いています」(PGM広報室)。

 とはいえ客商売の性質上露骨に徴収しにくいのも事実のようだ。某コースの広報マンは「『来週に予約を振り替える』といわれると正直、徴収は難しい。最後は現場の判断にまかせています」と苦しい胸の内を明かす。一方で、雨の日にわざわざ訪れるお客に対しては特典を用意してドタキャンを防ごうという作戦も。

 「北海道の大沼レイクGCでは、1カ月先まで利用可能な優待券の雨の日リベンジ券、静岡県の十里木CCでは次回利用できる割引券(平日500円、土日千円)を用意しています」(アコーディアG)

 「三重県の伊勢二見コースでは雨の日に来場して3ホール以上ラウンドしていただくと、スクラッチカードを用意。次回使える優待券やショップ利用券などをプレゼントしています」(OGM)

 いずれにしてもゴルフはマナーが大事なスポーツ。キャンセル料のあるなしにかかわらず、直前でも電話を1本入れるのが心遣い。最近では、レストランなどの主にネット予約客の無断キャンセルが問題になっているが、そんな"トンデモ客"にはゆめゆめならぬように……。

 
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