「正しい判断だ」PGAツアーやっぱり無観客に
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/08/04号
2020/08/31更新

「正しい判断だ」
PGAツアーやっぱり無観客に

 PGAツアー19-20年シーズンは最終戦のツアー選手権まですべての試合を無観客で行うことが決まった。

 ジャック・ニクラスがホストを務めるメモリアルトーナメントは当初、およそ8000人の観客を入れて行う予定だったが、鎮まらないコロナパンデミックの影響で無観客に。ニクラスも「選手、ファン、関係者の健康と安全が第一」と、ツアーの方針を支持した。

 メモリアルをきっかけにその後の大会でのギャラリー入場の可能性を模索していたツアーだが状況的に難しく、ワークデイ・チャリティオープンではリッキー・ファウラーが「立ち止まることは正しい決断。(コロナ禍が)落ち着いたとはいえない」と語り、依然選手も懸念を抱きながら戦っていることを示唆した。

 9月4日開幕のツアー選手権までに今年最初のメジャー、全米プロゴルフ選手権(8月6~9日)が含まれており、その後開催予定だったライダーカップは「ギャラリーあっての大会。無観客の開催は意味がない」というローリー・マキロイら選手たちの強い要望もあって1年の延期が決まった。

 9月の全米オープンも無観客での開催となるが、11月のマスターズに関してはまだ正式な発表はない。主催がツアーではなくマスターズ委員会なので、果たしてパトロン(ギャラリー)ありかなしかはもう少し待たなければわからない。

 9月には早くも20-21年シーズンのフォールシリーズがスタートする。来季に関してはまだ観客の有無は発表されていない。

 プロたちは、練習ラウンドとギャラリーが入る本番では「まったく違う景色になる。プレッシャーもアドレナリンも増す」と口を揃える。いまはまるで練習ラウンドのような雰囲気だが、やはりファンあってこそのスポーツイベント。1日も早く“普通に"トーナメントが開催される日がきてほしい。

  
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