ただいま無双⁉飛ばして勝てるデシャンボー
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/07/28号
2020/08/24更新

ただいま無双⁉
飛ばして勝てるデシャンボー

 PGAツアーが再開してから、話題の中心はブライソン・デシャンボーだ。自粛期間中20キロ増量し、いまやラグビーの選手のような巨体。飛距離も半端ない。見かけだおし? いや、巨体を揺らして勝っちゃうんだからすごい。

 ロケットモーゲージクラシック最終日、21歳のマシュー・ウルフを3打差で追いかけたデシャンボーはあっという間にウルフを抜き去り、逆に3打差をつけ、1年8カ月ぶりのツアー通算6勝目を挙げた。

「新しいスタイルで挑んで勝てて感無量。ずっと勝てそうで勝てなかったのでこの1勝にはとても大きな意味がある」とデシャンボー。

 直近の6試合連続でトップ10入りする好調さもさることながら、注目を集めたのは毎日7、8杯飲むプロテインシェイクとステーキで巨大化した体と圧巻の飛距離。ロフト5・5度のドライバーで最終日の平均は306・5ヤード(!)。大会期間中の平均も350・6ヤードで、これはタイガーが05年の全英オープンでマークした341・5ヤードという優勝者の平均飛距離を塗り替える快挙だった。

 前週優勝のダスティン・ジョンソンに「デシャンボーはすごいけど飛んでも勝てなければ意味がない」と言われたが、誰より遠くに飛ばして勝つニュースタイルでライバルを見返した。

 3日目にはバンカーでミスしイラつく様子をテレビカメラに撮影され「仕事なんだろうけれどネガティブな映像を撮り続ける必要があるのか?選手にもプライバシーがある」とカメラマンに詰め寄るシーンも。しかし優勝会見では「その件はもう解決済み」と笑顔で大人の対応。「感情的になることもあるけど話してみれば僕はそんなに悪いヤツじゃないよ」

 デビュー4年で6勝は順調だが、足りないのはメジャーのタイトル。「飛ばして勝つゴルフはできた。あとはアイアンの精度を上げたい。それにショートゲームはまだメジャーに勝つレベルじゃない」

 課題をクリアしたとき、超人デシャンボーは誰にも倒せない存在になる!?

  
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