巨大化したデシャンボーの飛ばしで飛距離制限の声が噴出!
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/07/07号
2020/07/29更新

巨大化したデシャンボーの飛ばしで
飛距離制限の声が噴出!

 ゴルフを科学する男ブライソン・デシャンボーに今度は"飛びすぎ案件"が浮上した。

 3カ月ぶりに再開したPGAツアーのチャールズ・シュワブチャレンジで3位に入ったデシャンボーが"巨大化"していて驚いた方も多かったのでは?

「ロックダウン期間中に20ポンド(約9キロ)、ここ9カ月で45ポンド(20キロ)増やしました」と本人。服のサイズはMからXLになり「いまは110キロ弱。連戦が続けば5キロくらい落ちてしまうけれど、目標はとにかく強くなること。クラブを振れるギリギリのところまで体重を増やしたいと思っています」

 増量に加え、ロフト5・5度のドライバーで飛距離も大幅にアップ。大会初日は平均345ヤードでダントツ1位。しかも「ドライバーを使えるのは2ホールくらいしかなかった」のに、である。

 これには「デシャンボーの脅威」を訴える声が噴出。「彼がいとも簡単にキャリーで330ヤード飛ばすのを見て、なんとかしなければならないと思った」というのは欧州ツアーの賞金王に8度輝いたコリン・モンゴメリー。

「このままだと古典的な名門コースは使えなくなるし、1万ヤードの設定が必要になる。ゲームの劇的変化に対応するにはプロにはボール制限を設けるべき」と、かねてからジャック・ニクラスやゲーリー・プレーヤーが主張する「プロにはいまの80~85パーセントしか飛ばないボールを使用させること」を提言。「ときは来た」と真剣に訴えた。

 しかし、デシャンボーは「必要なのはドライバーとウェッジだけ。ゴルフはこれほどまでに変わってしまった」と、嘆くベテランたちが繰り広げる飛距離制限の議論などどこ吹く風。体重増加とすべてのクラブをストロングロフトにし、さらなる飛距離アップを目論んでいる。ちなみに近々3番ウッドはロフト10 度を投入する予定だという。

  
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