新型コロナウイルスの拡散拡大を受けて、安倍晋三首相が踏み切った中国と韓国からの入国制限措置。韓国人女子ゴルファーたちの来日延期のニュースが次々と報じられたが、韓国でも詳しく報じられている。
「日本入国制限措置、JLPGAの韓国選手たちに飛び火」(デイリーアン)「日本の韓国・中国制限、JLPGAで活動する韓国人選手たちの悩み」(『ゴルフダイジェスト・コリア』)いった具合だ。
「空の道が閉ざされる前に……日本行きを急ぐKゴルファー」(『毎日経済新聞』)によると、なんでも日本でプレーする選手たちが集まるメッセンジャーアプリのトークルームがあり、選手たちはそこで情報交換もしていたという。
結果、すでに来日していた選手と、韓国に残る選手に分かれた現状を『アジア経済新聞』は「出国派と様子見の2つに分かれたJLPGAの韓国選手たち」と伝えた。「JLPGAで活躍する韓国選手、シーズン前から“分かれ道"」と報じた『ニュースピム』は、いまだシーズン開幕のメドが立たない日本女子ツアーの状況を紹介しながら、今後についてこんな予測もしている。
「新型コロナウイルスの事態が長期化された場合、日本に行った選手たちが韓国に戻ってくる事例も出てくるかもしれない」
もっとも、韓国では4月9日から始まる予定だった韓国ツアーの国内開幕戦『ロッテ・レンタカーオープン』も中止が確実で、第2戦も中止が決定。KLPGAは4月24日からの第3戦『ネクセン・セイントナインマスターズ』で予定通りツアー日程を再開させたい方針だが、それもどうなるかわからない。
いずれにしても、日韓女子プロゴルフは今後も新型コロナの猛威に振り回されることになりそうだ。
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