20アンダーがじゃんじゃん。コースがやさしすぎるスコット説
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2019/09/17号
2019/09/10更新

20アンダーがじゃんじゃん。
コースがやさしすぎるスコット説

 コースのヤーデージを延ばしても、今の米ツアーのプロたちには意味がない?

長いだけじゃ意味ないよ

 先月のBMW選手権が開催されたメダイナCCでは、2日目と最終日に松山英樹が63で回り、3日目にはジャスティン・トーマスが61というビッグスコアでコースレコード更新。トーマスがトータル25アンダーで優勝したのはご存知のとおり。トーマスのほか、パトリック・キャントレー(22アンダー)、松山(20アンダー)も20アンダー台に乗せた。

 このような状況に対して、アダム・スコットはトップ選手にとってはコースが「あまりに簡単になっている」と持論を展開。「皆勘違いしているが、(ヤーデージの)長さは私たちにとっては、何の意味もない。実際、私は距離が長いコースでは苦労することがない。苦労するのは戦略性に飛んだコースだ。メダイナは、とにかく真っすぐに打てば良かっただけ。フェアウェイをキープするのにドローボールを打たなければならなかったら、スコアが違っていたはず」と語る。

 ブラント・スネデカーも「今のドライバーはとてもやさしい。ラインから大きく外れることがないので、思いっきり振れる」とスコットに近い意見を語っている。

 実際、5年前と今シーズンを比較すると、年間平均ストローク数は大きく伸びている。試合の開催コースのヤーデージは伸びているが、トップ10の選手の平均ストローク数の平均は、2014年の69・762に対して今年は69・306まで縮まっている。4日間の試合では2打近くスコアが縮まっている計算だ。

 今後米ツアーでは、スコットの言う“簡単"対策に、単にヤーデージを伸ばすより、フェアウェイを狭くするなどコースセッティングを難しくするといった傾向が強まるかもしれない。

  
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