生産中止のはずが……〝あのボール〞ツアーでまだまだ存在感
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/07/30号
2019/08/26更新

生産中止のはずが……
〝あのボール〞ツアーでまだまだ存在感

 ナイキのクラブやボールは、米ツアーでまだ生きながらえている? というお話。

 3年前にクラブやボールの生産・販売を中止したナイキ。しかし、米ツアーではいまだに現役感がある。

 ナイキの“顔"だったタイガー・ウッズは、非公式に使用していたナイキの2本のウェッジを諦め、テーラーメイドに完全に替えたというが、パトリック・リードやトミー・フリートウッドは、いまだにナイキのフェアウェイウッドを手放せないという。トッププロでもこのような状態なので、下位の選手でナイキのクラブを使用している者はまだまだいるようだ。

 なかでも、一番先に使用者がいなくなると思われていたナイキのゴルフボールだが、先の3Mオープンでも2人の選手が使用していたという。そもそも同オープンのドライビングレンジでは、なんとナイキのRZNツアーボールが、他メーカーのボールに並んで、選手の練習用に用意されていたのだ。

 タイガーが、ゴルフボールをナイキからブリヂストンに替えた際「このボールは素晴らしい。だから使用ボールを替えるのは、さほど難しいことではなかった」などと語ったこともあり、皆ナイキのボールからブリヂストンをはじめ他メーカーのボールに移行していくと思われていた。

 しかし、PGAツアーの試合会場の練習場にいまだにナイキのボールが置かれ、それを使用しているプレーヤーがいるというのだから驚き。もう生産されていないはずのナイキのボール。これを使用する選手は、“大量の在庫"を温存していたのだろうか?

 そうそうロストもしないから大丈夫? まさか、まだ細々と作っていたりして……。

  
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