プレーは遅いが太っ腹!ケビン・ナの大盤振る舞い
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/06/18号
2019/07/09更新

プレーは遅いが太っ腹!
ケビン・ナの大盤振る舞い

 米男子ツアーのチャールズシュワブチャレンジでツアー3勝目を挙げたケビン・ナがキャディに副賞のクルマをプレゼント。その大盤振る舞いぶりが話題になっている。

 トニー・フィナウに4打差をつけ逃げ切ったナは、ウィニングパットを決めるとキャディのケニー・ハームスと抱き合い「ほら、あそこにあるあのクルマは君のものだよ」とグリーンサイドに置かれた副賞のクラシックカー、スカイブルーの73年製ダッジチャレンジャーを指差した。

 「ケニーとの付き合いは10年になる。僕らは兄弟みたいなもの。クルマをあげるのなんて当然さ。彼の働きにふさわしい」と、プレーは遅い(ナはスロープレーで有名)が太っ腹なところを見せたナ。

 もちろん優勝賞金131万ドル(約1億4500万円)の10パーセントを支払ったうえでの“ご褒美"だという。「本人に聞いても答えないと思うけど、ツアーで彼はもっとも高いパーセンテージ(の報酬)を受け取っているキャディ。平均よりずっと高いはず」とナは胸を張る。

 通常キャディは一週間に経費分1800~2000ドルを受け取り、雇い主の成績によって優勝なら賞金の10パーセント、トップ10なら7パーセント、予選を通れば5パーセントが支払われる。だがナはハームスに「相場以上のパーセンテージを渡している」という。

 ハームスとコンビを組んでからナが稼いだ賞金はおよそ2000万ドル(約22億円)。年にもよるが、ナの口ぶりからハームスは毎年日本円で2000万円から多い年は4000万円を稼いだと推定されている。

 ケビン・キスナーが初優勝したときキャディにSUV車をプレゼントしたり、年間王者になったビリー・ホーシェルがキャディに1億円をプレゼントした一方で、今年はマット・クーチャーが優勝したメキシコでの試合で現地人キャディに5000ドル(約55 万円)しか払わず(のちに500万円を追加)物議を醸した。

 ちなみにナの愛車はランボルギーニだそうだ。

  
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