トランプの”68”が幻に。裏にはなんとハッキング騒動が!?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/05/28号
2019/06/07更新

トランプの”68”が幻に。
裏にはなんとハッキング騒動が!?

 4月にトランプ大統領が名門ウィングドフットGCで「68」の自己ベストをマークした。ところがそのスコアが幻になってしまったというお話である。

 ゴルフ好きの大統領は今月来日し、大相撲観戦に加え、今度は茂原CCで安倍晋三首相とのラウンドが予定されている。過去にもタイガーやニクラス、レクシー・トンプソンら、超有名どころを自らのコースに招きプレーする姿がたびたび報じられてきた。大統領のHCは1・8だから相当な腕前のはず。ところが先日、米国で発売されたスポーツジャーナリストの著書『嘘つき司令官』で「トランプ氏はまるでマフィアの会計士のように(スコアを)ごまかす」と暴露されたばかり。さらにホームコースのキャディたちがラフからフェアウェイにボールを蹴り出す大統領を見て見ぬふりをしつつ、陰でサッカー界のレジェンド「ペレ」と呼んでいるというエピソードまで。

 そんな大統領のスコアに関し全米ゴルフ協会(USGA)が「ハンディキャップ情報ネットワーク(GHIN)のシステムに当事者ではないなにものかが不正侵入し、大統領のハンディキャップを増やすことを目的にハッキングしていた」と衝撃の事実を明らかにした。

 普段は70~80台のスコアを提出しているトランプ大統領だが、5月に入り101、100、108、102のスコアがGHINに記載されたことで調査を行った結果、USGAはこれらのスコアを記録から削除することを決定。そのあおりを食ったかどうかはわからないが「68」も削除されることになったのだ。

 そもそも「68」自体、多くの人が疑問に思っていたようだ。“政界のペレ"であるうえ、御年72歳の大統領がトム・ワトソンばりのエージシュートを達成したなどという話は「眉ツバではないか?」という声が多々。そこにきてまさかのハッキング騒動が勃発。反トランプ派がハンディを上げるため? いったい誰がこんな小細工を? 今後、大統領は今回の件に関してなにかツイッターでつぶやくのだろうか?

  
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