褒めてないよ!「ゴルフ界のペレ」と呼ばれる男トランプ
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/04/30号
2019/05/10更新

褒めてないよ!
「ゴルフ界のペレ」と呼ばれる男トランプ

 ゴルフ好きで知られるトランプ大統領のプレー中のインチキぶりが全米で話題に。「彼がインチキをするのはマイケル・フェルプスが泳ぐのと同じ」ってどういうこと?

 スポーツイラストレイテッド誌の元記者リック・ライリー氏の近著「Commander in Cheat」には、大統領がまるで息をするようにインチキするエピソードが綴られている。「Cheat」とはごまかすこと。最高司令官の意味を持つCommander in Chiefをもじり、ときの大統領を“インチキ司令官"と揶揄したのだ。

 著書によると世界に18コースを所有する大統領は「ティショット以外すべて打球を蹴ったり拾ったりして」ライの改善を行うという。キャディたちは見て見ぬふり。あまりにもボールを蹴るので陰で「ペレと呼ばれている」。

 セレブとプレーするのが大好き。以前タイガーやダスティン・ジョンソンとラウンドしたときは池ポチャを2度しながらそのホールをバーディと申告。タイガーたちは苦笑いするしかなかったという。

 あるときは同伴プレーヤーがグリーンに乗せた球をバンカーに蹴り入れ、またあるときは「チップインだ!」とカップから拾い上げた球が、実はポケットに忍ばせておいた別の球だったり。

 「彼はティショットを打つと、猛スピードで先回りし相手の球をラフに蹴りこんだり自分の球をフェアウェイに出したりしている」と同伴経験者は口を揃える。「マフィアの会計係みたいにごまかす。誰が見ていてもお構いなし。ゴルフが好きというより相手を打ち負かすことが快感なのだ。これは彼が育った環境が大きい」とライリー氏。

 「コースを買収すると一番乗りでプレー。自己申告でクラチャンになる」というから無茶苦茶だ。ズルをしても勝ちにこだわる病的な負けず嫌い? 仲の良い安倍首相はそんな大統領を“生温かく"見守っているのだろうか?

  
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