プレーヤーズ選手権トロフィはティファニー
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2019/04/02号
2019/04/03更新

プレーヤーズ選手権
トロフィはティファニー

 米ツアーで先週開催された、"第5のメジャー"と称されるプレーヤーズ選手権。今年新たに作成された優勝トロフィも、メジャー級の豪華さだった。

 46年の歴史を持つ同選手権の4代目トロフィをデザインしたのは、あのティファニー。ジュエリーブランドとして有名だが、長年にわたり、テニスの全米オープンやNFL(アメフト)のスーパーボウルなどの優勝トロフィも製作している。

 同選手権で74~78年に使用された初代トロフィは、木とブロンズでできた銘版。2代目は大判の黒御影石の石板となった。だがその後、表彰式での授与ができないという理由もあり、ジェリー・ペイトが大会を制した82年からクリスタル製のトロフィを採用。07年のマイナーチェンジ以降も、昨年のウェブ・シンプソンまでクリスタルを手にしてきた。

 そして19年仕様は、純銀に金を貼りつける「ヴェルメイユ」と呼ばれる加工を施したもの。溶かした金につけたり吹きつけたりする金メッキよりコストや手間がかかる。サイズは直径約10センチ、高さ約43センチ、重さ約3・4キロ。トロフィ中央に立つゴルファー像の鋳型作りには、最新の技術が導入された。

 「ティファニーはPGAツアーとともに完璧なスウィングをするゴルファーの再現に取り組んだ。そこから3D印刷技術を使ってゴルファーの型が作られた」(同社副社長のアンディ・ハート氏)

 そのゴルファー像には、第1回のジャック・ニクラスから昨年のウェブ・シンプソンまで、歴代38人の大会覇者が反映されている。また、台には優勝者の名前が刻まれたプレートはなく、会場であるTPCソーグラスの17番アイランドグリーンを模した水が表現されている。

 マスターズ、全米プロ、全米オープン、全英オープンにもない金のトロフィ。これでプレーヤーズ選手権のメジャー昇格が近づいた!?

  
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