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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 6/5号
2007/5/24更新
ミケルソン≪準メジャー≫で優勝するも
話題になったのはゴシップばかり

 第5のメジャーといわれるプレーヤーズ選手権で、フィル・ミケルソンが優勝した。日本では、あまり注目されなかったが、アメリカでは、視聴率(速報)も昨年より17パーセントアップして、3.7パーセントを記録するなど、色々な話題を集めた。


プレーヤーズ選手権優勝も、さほど嬉しくない!?

 プレーヤーズ選手権は、PGAツアーが主催する試合の中では、もっとも格式が高くメジャーに次ぐ試合。出来れば将来メジャーと同格にしたいと考えている大会だ。

 その意味を含めて、4月のマスターズから8月の全米プロまで、毎月大きな試合が開催されるようにと、昨年までの3月下旬から今年の5月へと開催日を変えていた。

 一応は開催日程の変更は成功したようだが、その内容はというと、まだまだ、メジャーと言うには程遠いものだ。というのも、初日から、話題の中心は、試合そのものよりも、サイドショー的なものばかりに終始したからだ。

 まずは、初日75を叩いたタイガー・ウッズに対して、トップタイ67で回ったローリー・サバティーニが、前週のワコビア選手権でタイガーに敗れたことが頭にあったのか、「タイガーを打ち負かすことはやさしい」と発言したことが話題の中心となった。

 それに対して、タイガーは、「彼はツアー3勝しているが、私は、今年すでに3勝している」と反発。

 その後、サバティーニは「タイガーを中傷するつもりはなく、自分も彼と対等に渡り合えることを語りたかったんだ」と弁解をするが、結局、最終的にはタイガーの方がスコアが良かったことなどが、逐一報道されるなど、この問題は尾を引いた。

 また、今大会2位となったセルヒオ・ガルシアの3日目、2番ホールでのドロップが、次の話題の中心となった。同伴プレーヤーのクリフ・クレスジが、ガルシアがごまかしをやったと告発したからだ。

 これに対して「これまでの人生で、ごまかしをやったことなど一度もない。もし完全な救済を受けられないと少しでも感じたら、ルールオフィシャルを呼んでいる。ごまかして65で回るくらいなら、85のスコアの方が良い」とガルシアが、強硬に反発して収まったが、インターネットのブログでは、その後もこの話題が、もちきりだった。

 そして、何より優勝したミケルソンにしても、プレーヤーズ選手権に勝った喜びよりも、スウィングに自信を持てたことの話が多かった。

 優勝を伝える報道も、「ブッチへ。(これからの)多くの勝利の1番目」と書かれたフラッグをプレゼントした話が伝えられるなど、どのようにプレーしたかよりも、3週ほど前から新コーチとして迎えたブッチ・ハーモンの話や、ハーモンが、ミケルソンに何を教えたかという話に終始したのだ。

 ミケルソン自身も「今のミケルソンにとっては、メジャー以外の試合は、すべてメジャーのための練習でしかない」(ミケルソンに近い関係者)ということで、その目ははっきり全米オープンに向いているようなのだ。

 実際、最近のミケルソンは、たとえ賞金王になるチャンスがあっても、8月の全米プロが終われば、さっさと3~4カ月の長期休暇を取ってしまう反面、メジャーを開催するコースだけは、何度も下見を繰り返すなど、メジャー中心に動いている。

 その一方、タイガー・ウッズにしても、全米オープンが開催(6月14~17日)されるオークモントCCに、再度の下見はいつになるかという話題が出ていたし、試合が終わった後は、マスターズ後に99年以来の2度目のレーザーによる視力回復手術を受けていたことを発表。

 これだけ話題が出れば、プレーヤーズ選手権の話題は、どこかへ飛んでいっても仕方のないところ。

 いずれにせよ、アメリカのゴルフ界の関心はナショナルオープンの全米に向けられており、プレーヤーズ選手権が、メジャーと同格になるのには、まだまだということか。

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