おなじみ!トランプトラブル。今度は何が?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2018/04/03号
2018/08/30更新

おなじみ!トランプトラブル。
今度は何が?

  ご存じ、何もかもが"掟破り"なトランプ大統領。ロシア疑惑も続くなか、鉄やアルミへの関税や北朝鮮との首脳会談など、世界の注目を集めているが、その間にこっそり(?)ゴルフコースで法が破られ、もみ消されていた?

 問題となったのは、アメリカ大統領の紋章がついたティマーカー。これを報じたプロパブリカという団体によれば、大統領の紋章入りのティマーカーが、トランプインターナショナルの名前で注文され、少なくとも1カ所のゴルフ場で使用されたという。しかし、「大統領の紋章は、その制作と使用が法で規制されており、公式なアメリカ政府の活動でのみ使用される」とのことで、私的な目的での使用が禁じられている。違反すると6カ月以下の懲役になるという。

 もっとも、ジョージ・W・ブッシュやオバマ前大統領もゴルフボールに大統領の紋章をつけて使っていたというから、厳格な法規制があるわけではなさそうだ。とはいえ、大統領自身が使うゴルフボールと、自分が所有するゴルフコースの来場者が利用するティマーカーとは、目的が異なる。いわば、ビジネス、金儲けのための紋章使用ということで、違法性が高いということだ。

 トランプ・オーガナイゼーションの広報担当者によれば「ティマーカーは、大統領の熱烈なファンであるメンバーの一部のグループからクラブに、大統領デー(2月19日)を記念して寄付されたもの。一時的なものですでに撤去されている」と語っている。

 クラブのメンバーが寄付したにもかかわらず、制作を注文したのはトランプインターナショナルのクラブ側というのもおかしいし、撤去が発表されたのも問題が発覚した翌日。大いに怪しいのだが、いかんせん、ほかに抱えている問題が大きすぎるため、"些末なこと"としてうやむやになってしまいそうな気配だ。

 
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