スピースを"ディスった"キャンペーンビデオが面白すぎる
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/03/06号
2018/03/05更新

スピースを"ディスった"
キャンペーンビデオが面白すぎる!?

 ジョーダン・スピースがデービス・ラブⅢの跡を継ぎ24歳の若さでPGAツアーの選手会長に就任するのだが、その就任を巡ってちょっとした話題が……。

対抗馬として立候補したビリー・ハーレーⅢが自主制作したキャンペーンビデオがとにかく面白いと評判になっているのだ。

2分18秒のビデオはスピースの仏頂面からはじまる。まがまがしいナレーターの声がかぶさり「この男、選手会長になろうとしているがその実態は……」と続く。

「スピースは世界を牛耳るわずか1%のエリートのひとりで、その態度は横柄。キャディに対し『あれ、取ってこい』と高飛車でヒドイ奴だ」。本人がインタビューで「自分はあまり他人の声に耳を貸さないタイプ」と語った部分だけを切り取って流すなど大統領選のネガティブキャンペーンさながらだ。

さらに全英オープンに優勝し正当に掴んだのに「クラレットジャグ(優勝杯)を盗んだ」と泥棒呼ばわりまで……。

そのあと、「こんなガキに選手会長の大役は任せられない」とハーレー登場。自らをゴールデンボーイと呼び、海軍士官学校出身で実務経験もあることをアピール。ある試合で「1ショットあたり4567ドル稼いだスピースに対し予選落ちしたハーレーの1打は0ドル。賞金ではなくゴルフへの愛のために戦っているから問題なし。庶民派の代表なので人の気持ちがわかる……」と自虐めいたナレーション。

ハーレーのキャディが「うちのボスはすげーいい人。すごく愉快な人」とコメントするのだが、撮影後にバッグを放り投げるハーレー……というオチ。最後は「ビリー・ハーレーⅢはアメリカンヒーローです」と間抜けなポーズで胸を張って見せる。

もちろんこれは彼一流のユーモア。ビデオを見たスピースは反論せず「僕の1票は君のものだよ」と大人の対応。なにはともあれSNSにアップされたハーレーのキャンペーンビデオを見てほしい。笑えること間違いなし!

 
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