相性抜群の大会で予選落ち。ガッカリミケルソン
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2018/02/13号
2018/02/13更新

相性抜群の大会で予選落ち。
ガッカリミケルソン

 フィル・ミケルソンが得意の大会で24年ぶりに予選落ちを喫した。

 ちなみに、ミケルソンとラームはアリゾナ州立大の先輩後輩。しかもミケルソンの弟がラームのマネジャーを務めるなど縁が深い。ラームの世界ランクは現在2位。先輩が一度も経験したことがない1位浮上の可能性もあり、いよいよ下克上が現実になるかも……?

23歳のホン・ラームが勝ったキャリアビルダーチャレンジ。かつてボブ・ホープクラシックとして親しまれ、カリフォルニアの3コースを舞台にプロアマ形式で行われる華やかな大会は、長年ミケルソンが十八番としてきた。これまで15回出場し、02年と04年に優勝している。

 最後にミケルソンがここで予選落ちしたのは94年。今回勝ったラームが生まれる9カ月前のことだ。当時はまだタイガーもデビューしておらず、インターネットもユーチューブもない時代。予選落ちしても騒がれることはなかった。

 だが今回は違う。"ミスター・キャリアビルダー"ともいうべき主役がカットラインに4打足りず、102位タイの下位で24年ぶりに決勝ラウンド進出を逃したのだから、ニュースになるのも当然。

「スコア的には満足ではないが、内容的には手応えを感じている。この大会をシーズン最初の試合に選んで良かった」と2日目に68をマークしたあと嬉々としてインタビューに答えていたミケルソン。「アイアンがいまひとつだけれどドライバーはかなり良い状態。このままいけば今年は良い年になりそうだ」

 ところが強風のPGAウェストをプレーした3日目(3ラウンドまでが予選)、調子が良かったはずのドライバーが乱れてフェアウェイをキープしたのは14ホール中4ホールのみ。15番では名手がバンカー脱出に2打を費やし、ダブルボギーを叩くなど「74で万事休す。タイガーの復帰戦でもあるファーマーズインシュランスオープンでの「リベンジ」を誓っていた。

 
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