スピース、トーマスが火付け役。「クラス11」躍進続く
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2017/12/19号
2018/01/26更新

スピース、トーマスが火付け役。
「クラス11」躍進続く

 強い選手が同じ世代に固まることはよくある。しかし現在PGAツアーを席巻するジョーダン・スピース、ジャスティン・トーマスに代表される"クラス11"ほど抜きん出た集団はかつてなかった。これから必ず来るであろう注目の"クラス11"をご紹介。

 "クラス11"とは2011年に高校の"クラス"を卒業した93年生まれの選手たち。スピースはすでにメジャー4勝を挙げグランドスラムに王手をかけ、トーマスもメジャー1勝。目下「実質的世界ナンバー1」と目されている。ツアー2勝のダニエル・バーガーも"クラス11"の一員だ。

 彼らは中高時代から全国大会でしのぎを削ってきたライバル同士。「皆、昔から信じられないくらいすごかった」というのはトーマスの大学のチームメイトでプロになった現在、フロリダでトーマスと同居しているトム・ラブレディだ。今季PGAツアーに昇格したばかりだが、ポテンシャルは親友トーマスのお墨付きだ。

 ラブレディ自身は「高校時代群を抜いていたのがトーマス。あまりにも強すぎて本当は同じ大学に来ないでほしかったんだよ。自分が霞んじゃうからね(笑)」

 ほかには13年の全米オープンローアマで韓国系アメリカ人のマイケル・キム。元アマチュア世界ランク1位のオリー・シュナイダージャンズ。さらにウェブドットコムツアーですでに1勝を挙げているパトリック・ロジャーズらが注目株。

 いずれ劣らぬスター候補でこのなかの誰がいつ"ネクスト・ジョーダン・スピース"になってもおかしくない。

 「クラス11は誰もが1番を目指している。シードをとりたいとか予選を通りたい、なんて思ってるヤツはひとりもいない。勝つことしか考えていないんだ。スピースやトーマスが僕らのモチベーションに火をつけた。誰が次にブレイクするかはわからない。だって候補が多すぎるからね」(ラブレディ)。

 同世代の松山英樹にとって手強い存在が今後続々登場しそうだ。

 
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