2011年組がアツイ!米男子のゴールデンエイジは“クラス11”
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2017/10/17号
2017/10/10更新

2011年組がアツイ!
米男子のゴールデンエイジは“クラス11”

 先週号の本誌では、宮里藍の活躍に刺激を受けた畑岡奈紗、勝みなみ世代を紹介したが、各国に"ゴールデンエイジ"があるようだ。

クラス11を引っ張る3トップ、松山、トーマス、スピース(下)

 韓国では"パク・セリブーム"に影響を受けたパク・インビやシン・ジエら88年生まれの韓国女子を"パルパル世代"(ハングルで8はパル)と呼び、その強さは女子ゴルフ界を席巻した。そして、アメリカではいま"クラス11"がアツイらしい。その正体とは……?

 答えは2011年に高校を卒業した93年生まれの選手たちのこと。そのメンツが凄い。まずはメジャー4勝でグランドスラムに王手をかけているジョーダン・スピース。シーズン5勝を挙げ年間王者&最優秀選手賞にも輝いたジャスティン・トーマス。昨年、一昨年と1勝ずつ挙げているダニエル・バーガー。

 さらにシーズン最終戦のツアー選手権でルーキーとして初の優勝をさったザンダー・シャウフェレも"クラス11"の一員。だがシャウフェレによるとジュニア時代は「スピースやトーマスは雲の上の存在。自分なんか全然お呼びじゃなかった」という。

 トーマスも「彼のことはあまり知らない。でも良い選手なんだろうね。ツアー選手権に出てくるくらいだから」と新星誕生を歓迎。「普段の僕らは仲が良いけれど試合になれば誰にも負けたくないと思っている。仲間が勝てばうれしいけれど、それ以上に悔しいしジェラシーを感じるんだ」(トーマス)

 同世代が切磋琢磨し、新たなウェーブをツアーにもたらしているということ。そのなかには1つ年上の松山英樹が含まれている。

 上記の5人で16-17シーズンはトータル15勝。獲得賞金の合計は3600万ドルを超えるから日本円で40億円超を稼ぎ出したことになる。この数字はあくまでも賞金だけ。スポンサーの契約料やフェデックスカップのポイントランクによって分配されるボーナスを加えたらまさに"天文学的数字"に跳ね上がる。

 タイガー、ミケルソン、アーニー・エルス、ビジェイ・シンらの世代がトップを張っていた時代もすごかったが、新黄金世代のクラス11も引けをとらない。

 
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