タイガーがヒント!?カシオ2位で光明も……試練続く石川
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2017/12/19号
2018/01/26更新

タイガーがヒント!?
カシオ2位で光明も……試練続く石川

 16-17年シーズンのPGAツアーを公傷制度適用選手として戦った石川遼だったが、目標をクリアできなかったばかりか、レギュラーツアーと下部ツアーの入れ替え戦でも敗退。さらに日本ツアーに復帰してからも5試合連続の予選落ちと試練が続いた。しかし、先々週のカシオワールドでは1打差2位と健闘。何があったのだろうか。

光明見えた!?

 石川遼の日本ツアー復帰第1戦は10月の日本オープンだった。初日は61位タイだったが、2日目は77の大叩きで97位タイとなり、あっさり予選落ち。「ボールが真っすぐに飛ぶほうが、自分でもびっくりしてしまう」と石川自身が自嘲するほどの乱調。しかし、この試合に限らず「こういう状態で今年はずっとやっていた」とも語っていた。

 予選落ちが続いていたさなかの11月上旬、石川サイドから「タイガー・ウッズの全盛期の連続写真をなるべくコマ数を多くプリントしてほしい」という要請が当編集部に届いた。それを渡したのが三井住友VISA太平洋マスターズの週だった。

 カシオワールドの練習日に連続写真を見た感想を石川に聞いてみた。

 「2006年も勝っていますけど、スウィングは2000年のほうがずっといいですね。頭がまったく動いていません」と石川。タイガーのスウィングの変遷から何かを感じ取ったのは間違いなさそうだ。

 そして、カシオワールドが終わった翌日、再び連続写真の要請が。今度は石川自身の日本オープンとカシオワールドでの写真だ。

 その2試合でのスウィングの違いについて父の勝美氏に聞いた。

 「細かなことは言えませんが、日本オープンが0点で、今現在理想としているスウィングが100点だとすると、カシオワールドのスウィングは20点から25点という感じですね。もっとも理想も変わるかもしれないので、何も言えないところです」とのことだ。

 年内の石川は日本で練習を積み、年明けから4月までウェブドットコムツアーを転戦する予定で、「それ以降はまだ決めていません」と言う。まだ試練は続くだろうが、朗報を待ちたい

 
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