訪日客数、最多記録。フランスやロシアからもゴルフ客増
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2017/12/12号
2017/12/23更新

訪日客数、最多記録。
フランスやロシアからもゴルフ客増

  日本を訪れる観光客数が過去最高記録を更新し、ゴルフをする人も増えているという。

 観光庁は1~10月の訪日客数が推計2379万人、前年同期比18%増だったと発表。過去最多だった昨年1年間の訪日客数2404万人を上回ることは確実だ。国別で見ると中国が622万人(前年同期比12、9%増)。韓国が584万人(40%増)、台湾388万人(8・2%増)、香港185万人(27・7%増)、米国114万人(10・6%増)となっている。

 伸び率ではロシアが40・2%増(6万人)、ベトナム30・5%増(26万人)と目立つ。

 アジアからの訪日客の増加の理由は、韓国や台湾などと日本の各都市を結ぶ格安航空券の増便、中国、ロシアのビザ(入国査証)の発給要件が緩和されたからだという。

 訪日目的は観光・レジャーが約76%で圧倒的。レジャーでのゴルフで見ると、アンケートに答えた9950人中、2・6%に当たる258人が「その他スポーツ(ゴルフ、スキーなど)」で、昨年同時期から0・6%増えている。ゴルフは1月~6月は前年を下回ったものの7月~9月は韓国130人(3・7%増)を筆頭に大きく伸びている。2位台湾20人(2・2%増)、3位米国14人(2・3%増)。ロシアやフランスなど意外な国もゴルフを選択する人が多くなってきた。

 韓国語サイトでゴルフ客を誘致するアコーディア・ゴルフでは「アジア圏から確かに多くなってきました。昨年比からするとかなりのアップです」(広報・皆川典子氏)

 80年代、日本女子ツアーで活躍したフランス人、ナタリー・ジャンソンは日仏協会を設立し、フランスから毎年20名ほどをゴルフ・観光旅行に連れてきている。「来年、パリでライダーカップがあり、20年には東京五輪があって、フランスのゴルファーは日本のゴルフ場に興味津々です」(同)

 東京五輪が、ゴルフ客誘致の引き金になるかもしれない。

 
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