ぜいたく禁止なんのその。街に中国人がやって来る!
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2016/02/23号
2016/02/16更新

ぜいたく禁止なんのその。
街に中国人がやって来る!

 中国の旧正月にあたる春節前後の大型休暇(2月7~13日)を前に、早くも中国人による"訪日ラッシュ"が始まっている。

 昨年の同じ時期の中国人訪日者数は約36万人。今年の中国人観光客向けのビザ発給数は前年を上回る勢いというから、中国経済の減速が指摘されてはいるが、観光客がどっと押し寄せるのは間違いない。

 春節以外の時期でも、日本各地の免税店が中国人でにぎわう昨今。都内に数カ所あるゴルフクラブの免税店はどうかというと「13年2月のオープン以来、多くの外国人観光客の方がいらっしゃっています。なかでも中国人のお客さまの比率は高く、とくに高級品に人気があるため購入金額から見ても圧倒的です。今年も売り上げ増を見込んでいますし、現在中国人観光客に対して会社をあげて取り組んでいます」(ヴィクトリアゴルフ新宿店・角田副店長)

 中国人のゴルフ用品の購入傾向はというと「高価なものを好んで購入されるケースが目立ちます。最近では日本ブランドの認知度も上がってきたため、ゼクシオやマジェスティも人気があります」(同)

 習近平国家主席がうちだしたぜいたく禁止法のあおりを受け、逆風が叫ばれる中国ゴルフ界だが、実際には健康への関心の高まりとともに、生涯スポーツとして注目が集まっている。しかし、実は中国のゴルフクラブの関税率は高級腕時計と同じ30%と非常に高く、中国のネットショップサイト「淘宝」では、日本製の中古ゴルフクラブが日本のショップの約5倍の値段で取引きされていることも。

 そこで、来日して購入し個人利用目的に持ち込んで関税をスルーしようとする人が多いという。加えて中国国内には模造品が多く、信頼できる日本で購入することが最善というわけだ。かくして、今年も"爆買い"は続く!

 
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