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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 6/1号
2010/5/21更新

格差広がり大金持ちが増える中国の
ゴルファーを当て込んだ協会が発足

 昨年日本を訪れた外国人は約678万人。前年比18%減だが、主な国のなかで唯一中国人客は増加。100万人余が訪れ、今後の伸びも期待できる。このチャンスを逃がすまいと、先月28日北海道のゴルフ場や観光関連の企業・団体が連携、中国をはじめ外国人のゴルフ場への誘客を目的とした「北海道ゴルフ観光協会」を全国に先駆けて立ち上げた。

「北海道では多くのゴルフ場が青息吐息です。予約状況をみると今年はさらに厳しくなっています。そのなか北海道を訪れる観光客は、アジア各国、なかでも中国からのお客さんが増えており、それにつれゴルフ客も増加しています。この傾向を、地域を挙げて加速させたい」と語るのは同協会の高橋成司会長。高橋勝成プロの弟で、札幌でゴルフショップを営んでいる。

 高橋会長は当初、本格活動は来年からと思い、官公庁も含む関係各所に提案。ところが、「早く始めて!」という声が強く、この6月中旬にもネット上に海外向けポータルサイト(中国語・英語)を開設。あわせて集客のための様々な企画を打ち出す慌ただしい船出となった。

 同協会の試算では、現在、道内ゴルフ場(165コース)における外国人ゴルファーの割合はわずか0.5%ほど。それを3年後には3%、1ゴルフ場当たり700~800人の年間集客を図りたいという。

 そのなかで期待の中国からの来道観光客数だが、北海道庁によれば2008年で4万7,000人余とまだまだ少ないが、前年比では2倍近い伸びが今も続いている。道内でプレーするゴルファーの数も、
「数的にはシンガポールが一番多いのですが、最近は中国人ゴルファーも確実に増えています」(高橋会長)
と、今後の働きかけ次第で集客につながると見ている。経済成長目覚ましい中国が、北海道のゴルフ場、ショップの救世主になるのか?

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