謝っても"後の祭り"ツアープロ大会中に飲酒運転逮捕
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2017/02/28号
2017/03/05更新

謝っても"後の祭り"
ツアープロ大会中に飲酒運転逮捕

 松山英樹の連覇で沸いたフェニックスオープン。その裏で逮捕沙汰の事件が起きていた。

 事件の主はオーストラリア出身のスティーブン・ボーディッチ33歳 。AP通信によると同大会に出場していた彼は、3日午前1時30分頃、泥酔した状態でハンドルに突っ伏しながら蛇行運転していたところを、通報で駆けつけた地元警察に逮捕された。「酒気帯び運転などといった生易しいものではなく、極めて度を超えた飲酒状態だった」と警察関係者。

 大会初日の夜、同僚のブー・ウィークリーと食事に出かけた後、ひとりで飲み続けた挙句、逮捕され朝まで刑務所で過ごすハメになったボーディッチ。しかし幸いというべきか午後スタートだった2日目は、釈放されたその足で第2ラウンドをプレー。連日の74で予選落ちを喫している。

 ボーディッチは14年と15年にそれぞれ1勝を挙げているが、その後低迷。今季は出場7試合で予選落ちが6回。昨季はフェデックスカップのポイントランク179位でシードを落としている。

 実は彼、以前から飲酒癖が有名で一時は「プロアマがお昼に終わると、そこから翌日の朝5時頃まで飲み続けていた」。その2時間後には初日のティグラウンドに立っていたというから、ストイック派が多い今どきでは珍しいタイプ。最近は本業やネット上でのトラブルなど悩みが多かった。

 有罪なら30日以下の懲役か2500ドル(30万円弱)以上の罰金というこの件でボーディッチは「家族、友人、ツアー、大会関係者に深くお詫びしたい。現在捜査中なので、これ以上のコメントは差し控えます」と声明を発表。自身のツイッターでは「人生は選択がすべて。今回の自分の選択は最悪だった。がっかりさせてしまってごめんなさい。良い人間になります」

 なおこの件での処分などについて米ツアーは2月8日現在、まだコメントしていない。

 
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