ライダー杯後出し、米チームはメンバー選考まだ迷い中
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2016/09/20号
2016/09/13更新

ライダー杯後出し
米チームはメンバー選考まだ迷い中

 9月30日〜10月2日に欧州とアメリカのチーム対抗戦、ライダーカップが開催されるが、米チームのメンバーがまだ確定しないのだ。

 2年に一度のビッグイベントで、今年の会場はアメリカのヘーゼルティンナショナルGC。ホームの米チームはまさに"負けられない大会"だ。オリンピックで金銀のメダルをヨーロッパに持って行かれたうえ、2000年代に入ってからは、08年に勝っただけで、1勝6敗という体たらくなのだから。

 しかも、キャプテンのデービス・ラブⅢは、4年前に敗戦の将となっている。キャプテンを2度務めることも珍しいが、敗戦の将が再びキャプテンになることは、さらに珍しい。それだけに今回は、選手選考にも力が入っている。

 欧州チームは、すでに12名の参加選手を発表しているが、米チームは、ポイントで選ばれる8名が決定しているだけで、まだ、キャプテンズピックと呼ばれる、推薦枠4名を誰にするのか決めていない。以前は、米欧同時に参加選手全員が発表されていた。これは、相手の出方を見てからだと不公平になるという観点からだが、米チームは前回自分たちが敗れた後にルールを変更。今はいわば、後出しジャンケンで、何を出すかを決められない状況だ。

 ラブは「ゴルフは他のスポーツとは異なり、メンタル面が非常に大きい。もし選手が、最高のチームだと思えれば、良いプレーをするだろう」と、すでに決まっている出場選手の意見を重視しながら、タイガーをはじめとした4人の副キャプテンの意見を交えて、3人を9月12日に、残る一人を試合直前の9月25日に発表するとしている。「もしすでに選ばれている選手が『誰と組めばマッチでは負けない』と明言すれば、その意見を取り入れるように検討する」という。

 すでにポイントで決定している選手はジョーダン・スピース、ダスティン・ジョンソン、フィル・ミケルソン、パトリック・リード、ブラント・スネデカー、ジミー・ウォーカー、ブルックス・ケプカ、ザック・ジョンソン。

 順当なら、ランク6位のバッバ・ワトソン、8位のリッキー・ファウラー、あるいは、ロングヒッターのJ・B・ホームズ、五輪の銅メダリスト、マット・クーチャーなどが加わりそうだが、ラブ主将の采配やいかに。

 
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