タイガーのいないライダーカップ。下馬評はチーム・マキロイ
 

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週刊ゴルフダイジェスト 9/30・10/7号
2014/9/23更新

タイガーのいないライダーカップ
下馬評はチーム・マキロイ

 2年に一度ヨーロッパとアメリカが国と地域の威信と名誉をかけて戦うライダーカップ(9月23~28日)。スコットランドの名門グレンイーグルスで行われる今回、下馬評ではやはりヨーロッパが有利のようだ。

 ここ20年の対戦成績は欧州7勝に対しアメリカは2勝。前回は最終日のシングルスマッチを前に10対6でアメリカがカップ奪還に王手をかけながら欧州に大逆転され『メダイナ(開催コース)の奇跡』と騒がれたもの。背水の陣を敷く米国は、93年にチームを率いて勝利に導いたトム・ワトソンをキャプテンに据え必勝を誓っている。

 タイガーが腰痛で事前に出場を辞退するなか、主将推薦に注目が集まったが、ワトソンが選んだのはここ2年勝星のないK・ブラッドリー、H・メイハン、W・シンプソンの3人。直近のドイツ銀行選手権で今季2勝目を挙げ有力候補と目されたカーク・トリプレットは落選。経験と実績を重視した布陣となった。

 一方欧州チームを引っ張るのは当然マキロイ。ステンソン、ガルシア、カイマー、ローズ、Gマックことマクダウェルらそうそうたる顔ぶれがチームを構成し、調子を落としているミケルソンやケガの不安を抱えるクーチャーらマイナス要素が多い米国チームに地元のファンからも「これじゃ戦う前に負けている」とため息が漏れるほど。

 頼みは65歳になった知性派ワトソンの采配だが果たして下馬評を覆し『グレンイーグルスの奇跡』を巻き起こすことはできるのか?

 
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