ライダーカップでミケルソンがトム・ワトソンにかみついた!
 

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週刊ゴルフダイジェスト 10/21号
2014/10/14更新

ライダーカップで
ミケルソンがトム・ワトソンにかみついた!

 2年に1度、国の名誉と威信をかけて欧米がチーム戦で激突するライダーカップ。下馬評通り今回もアメリカは勝てなかった。大敗を喫したチームはミケルソンがキャプテン批判ともとれる発言をするなど"仲違い"状態だ。

 会見場に集まったアメリカ人記者たちが一瞬凍りついた。トム・ワトソンはここ10 大会で2勝しかできていない米チームが、最後にアウェイで勝利した93年のキャプテンでありアメリカの英雄。その彼が数席隣りにいるというのにミケルソンは「08年にポール・エージンガーがキャプテンだったとき4人1組の3グループに分けお互いの結束力を高め合った。それで勝ったのに、なぜその方法を(主将は)起用しなかったのかわからない」と不満を口にしたのだ。

 ワトソンの采配が完璧だったとはいわない。チームでもっとも勢いがあった若手のジョーダン・スピース&パトリック・リードコンビを活かし切れずチーム戦で大敗。2日目には「出たい」というミケルソンをベンチに引っ込めエースのプライドを傷つけた。さらには主将推薦の3人が2勝8敗3分の大敗を喫し、チームの足を引っ張りもした。

 だがエージンガーの作戦を踏襲するのなら10年、12年の大会もそうするべきで、いきなり今年ワトソンのチームづくりに落ち度があったといい出すのはいかがなものか? そもそも選手が不甲斐ないから負け続けているのではないのか?

「ミケルソンの発言にはあきれました。本当に不可解で奇妙な光景だった」と母国の記者たちもあきれる始末。

 世界ランク上位選手を集結させても勝てないのはなぜか。それは欧チームの打倒アメリカの執念が勝っているからでは。"エージンガー主将待望論"が噴出していることだけは事実のようだが、勝てないアメリカの汚名返上なるかは神のみぞ知る……?

 
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