週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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人気に便乗？やっかみ報道？
ボミへの“逆風”の真相とは

　初の賞金女王に輝くとともに、女子ツアー史上初の２億円突破、男女を含めた日本ツアー年間獲得賞金史上最高額更新、初の日韓両ツアー賞金女王など、記録尽くしでシーズンを終えたイ･ボミ。その快挙と人気の高さから、テレビや週刊誌など一般メディアでも大きく取り上げられているが……。

ボミ人気はやっぱり韓国でもすごかった

　ただ、人気が出ると一部で逆風が吹くのもよくあること。ある女性週刊誌では「勝つ度に美貌磨かれるイ･ボミ、昔の写真使用不可に」との見出しが躍り、一般週刊誌でも｢日本で５億円稼いだイ･ボミに故郷からの風当たり｣と韓国のネガティブな反応をにおわす記事も出回ったが、母国の＂実情＂は異なるようだ。

　元韓国ゴルフダイジェスト編集長で現在は「ヘラルド経済」スポーツ部に籍を置くナム・ファヨン氏は「二誌とも日本では有名な媒体ですよね。日本メディアはイ･ボミに対して好意的だと思っていましたが、一部はそうではないのですね。韓国では彼女の快挙を肯定的に受け止め、評価しているのですが……」と、少し驚いた様子。

　実際、韓国では「イ･ボミ、新しい歴史を刻んだ」（経済紙「韓国経済」）。「イ･ボミ、ＪＬＰＧＡ平定」（スポーツ新聞「スポーツ東亜」）、「日本を揺らす＂ボミちゃん熱風＂想像を超える人気」（テレビ局ＳＢＳスポーツ）など好意的な報道ばかり。

　「日本列島に＂スマイルキャンディ＂熱風」と特集を組んだ報道チャンネル「ＹＴＮ」ニュースは、「ゴルフを通じた韓日友好の橋渡し役になりたいという小さな巨人」と称賛している。

　「２億円突破の意義……不動裕理、横峯さくらも超えられなかった不滅の記録」（「ＳＴＡＲ　ＮＥＷＳ」）、など、イ･ボミが打ち立てた偉業の凄さを解説する記事も多い。「ヘラルド経済」では賞金女王レースの１位と２位との賞金差を比較しながら、テレサ・ルーの１５６％の賞金額となったボミを「圧倒的な賞金女王」と称えており、そのほかの韓国メディアでも前出のような＂風当たり＂報道は見当たらない。スマイルキャンディは韓国でも人気抜群。ボミファンの皆さん、ご心配なく。

　
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