パーカは是か非か問題再燃。ハットン優勝で火
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/11/03号
2020/11/19更新

パーカは是か非か問題再燃。
ハットン優勝で火

 2月のジェネシス招待でジャスティン・トーマスがフードつきのパーカでプレーし、物議をかもしたのは記憶に新しいが、今度は欧州ツアーのフラッグシップ大会でのティレル・ハットンのパーカが議論を呼んでいる。

 BMW PGA選手権で優勝したハットンは初日から最終日までアディダスのパーカを着てプレー。すると「信じられない! あんな格好で欧州で一番大事な試合に勝つなんて」と頭の固い(?)オールドファンから不満が噴出。しかし当の本人は連日ツイッターで「僕のフーディ(パーカのこと)どう? 気に入った?」などとつぶやき、2日目には「気に入ってくれた人が多かったので10人にプレゼントします。サイズを書いて投稿して。僕がランダムに選んで送るから」とツイート。なんと1万3800人の応募があった。

 フードつきのパーカはこれまで「ゴルフにはそぐわない」ともされてきた。だがトーマスの一件以来「若者にゴルフを広めるためにも認めるべき」という擁護派と「フードはスウィングの邪魔になる」「普段着じゃないんだから」という反対派の間で論争に。

 ツアープロを数多く指導するコーチ、J・ヤーウッドは「親愛なるゴルフ殿。いまは1920年ではなく2020年。パーカ、いいじゃないですか。若者に必須のアイテム。時代は変わっています。変化バンザイ」とツイート。一方で「パーカでゴルフなんて悲しすぎる」という率直な反論意見も出た。

 ではハットンは? 「いいことだね。なにより議論が生まれたこと自体、素晴らしい。気どらず普段着感覚で心地よくプレーできる時代になってほしい」とコメント。

 問題は「まだ3色しかないこと。初日と最終日同じ紺のパーカだったのが残念」。アディダスさん、ハットンのためにもバラエティを!

  
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