ラウンド時にパーカ着用。最近では当たり前の光景のようにも思えるが、アメリカでちょっと話題に……。
先月のジェネシス招待でのこと。開催コースは言わずと知れた“名門"リビエラCC。そこにジャスティン・トーマスがフードつきのパーカで登場したのが議論のきっかけだ。
米ゴルフ誌の4人の記者がゴルフ場での“パーカの是非“について、それぞれの持論を展開した。
肯定派の一人は自らも好んでパーカを着てゴルフをするという若手記者。「何よりかっこいいじゃないか。若者を受け入れ、ゴルフを発展させるためにも積極的に認めるべきだと思う」としている。
もう1人の記者は、10代の頃にパーカを着てコースに行ったら、クラブプロから「プロツアーで、そんなボロキレを着ている人間はいないだろうと叱り飛ばされたことがあるよ」と苦い思い出を語る。「でも、20年後の今は時代が変わった。プロとアマの事情は異なるけれど、自分が良いと思えば着ればいいんじゃない?」
別の記者は「フードはスウィングのじゃまになるのでゴルフには向かない。寒さを凌ぐためなら、フードのない別のアイテムを選ぶべき」と主張。
最後のベテラン記者は「ゴルフは“より良い自分を見せる鏡"のようなもの。たとえば、結婚の申し込みに、相手の両親に会うときにパーカを着ていく?」と全面否定している。
ラウンドと結婚の申し込みではかなりシチュエーションが違うように思えるが……。
最近ではリッキー・ファウラーの裾出しスタイルなども議論の対象になったが、ゴルフの持つ伝統とファッション性、機能性のせめぎ合いといったところか。
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