イギリスでゴルフ熱高まる。メンバー増のクラブも
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/07/28号
2020/08/24更新

イギリスでゴルフ熱高まる。
メンバー増のクラブも

 ウィズコロナの新しい生活様式には、ゴルフは欠かせない? イギリスからのニュースだ。

 イギリスでゴルフとテニスがほかのスポーツに先立って解禁されてまもなく2カ月。地元紙によると、ヨークシャー州のあるゴルフクラブではこの2カ月弱で、もともと170人だったメンバーが一気に290人に増えたと伝えている。同州のゴルフ協会によると、コロナの影響で、クラブを去るメンバーがいた一方で「最初に解禁されたスポーツの一つであることから、クリケットやサッカー、ラグビーをやっていた数多くの人々がゴルフを始めている」というのだ。

 さらにリモートワーク、テレワークがゴルフ熱に拍車をかけた。イギリスではコロナの影響で、自宅で仕事をする人が170万~200万人ほどに増えたとする統計がある。ロンドン近郊南東部で2コースを経営するフォックスヒルス・コレクション社は「フレキシブルな仕事環境がとくにロンドンや、その近郊で一般的になっています。そうしたなか、仕事をしたり、人と会ったり、顧客を接待する快適な環境が求められています。ゴルフコースはもっとも安全な場所ではないでしょうか」という。この二つのゴルフクラブでは、伝統的なメンバーだけでなく、新たにフレキシブルな法人会員制を設けて、新しいライフスタイルに対応し始めている。

 新しいライフスタイルという点では、スコットランドのネイルンダンバーゴルフクラブでは、その名のとおり「ライフスタイルメンバー」という新しい会員制をスタート。夏期は平日午前10時から、週末は午後2時からスタート。冬期は平日、週末共に午前11時からスタート予約できるという会員を募集している。対象は25 歳以上で正会員より年会費が35 %ほど安い。さらに21~24歳を対象に年会費が約半額になるメンバー制度も作った。ゴルフのふるさとの取組に注目が集まる。

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