スコアは自分で記入。感染予防にルールを一時改訂
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/4/14号
2020/4/13更新

スコアは自分で記入。
感染予防にルールを一時改訂

 新型コロナウイルスの影響がついにゴルフルールにまで? という話。

レーキを撤去!

 ゴルフは、感染リスクが少ない屋外のスポーツとして注目されているものの、リスクをさらに減らすため、“人が触ったものに触れさせない"ことを徹底させようとしている。

 R&Aは、まず「この時期のゴルフのプレーを推奨するわけではない」と前置きしながら、コロナウイルスの感染防止のため、競技ゴルフとハンディキャップシステムに関し、一時的なルール修正の指針を発表した。この指針は即イギリス、アイルランド、スコットランドのゴルフ協会に伝えられ、スコットランドでは、このルール修正の即時適用が発表されている。

 修正点は①ゴルフ規則3・3b(プレーヤーのスコアはマーカーがそのプレーヤーのスコアカードに記録する、などの内容)を厳格に守る必要はないというもの。自分のスコアを自分でつけ、マーカーには、口頭で伝えるだけで良いとしている。また、スコアカードにサインして、提出する必要もないとしている。

 さらに②ピンを差したままプレーするのはもちろんOKだが、すべてのホールでピンを外しておいてもOKというもの。

 ③ホールについても、カップを逆さに入れて、ホールを浅くして、プレーヤーがピンに触れずにボールを取り出しやすくしてOK。

 ④バンカーにはレーキを置かない。レーキではなく、靴やクラブで砂をならすことが望まれる。

 競技などにおいては、砂がならされていない場所を修理地として、6インチ以内のプリファードライを認めるローカルルールを設定することができるとしている。

「ここまでやるか!」と思う向きもいるかもしれないが、世界のパンデミックのピークはこれからだともいわれている。用心するに越したことはない。

  
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