タイガーマスターズ連覇は黄色からオレンジに?
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2020/3/31号
2020/4/01更新

タイガーマスターズ連覇は
黄色からオレンジに?

 タイガー・ウッズが"第5のメジャー"プレーヤーズ選手権を直前キャンセル。「照準を合わせている」というマスターズに間に合うのか、米ゴルフメディアでも議論になっている。

 タイガー本人は、「単に(腰の調子の)準備ができていなかった」からとしているが、言い換えれば“腰の状態が悪い"ということなのだろう。

 2月のジェネシス招待では予選は通過したものの、珍しい4パットもあり、68位という成績。「冷えるときは体が硬くなるから」とコメントし、腰については言及しなかったが、その後、WGCメキシコ選手権もスキップ。

 3月に入って、マスターズのディフェンディングチャンピオンとして、電話による記者会見に臨んだ際は「いつもと同じように準備をするだけ」と語っているが、例年ならアーノルド・パーマー招待、プレーヤーズ選手権、WGCマッチプレーを経てマスターズという流れ。昨年は寝違えで首を痛めたとかでパーマー招待は辞退しているが、今年の状況からみると“いつもと同じ準備"が進んでいるようには思えない。米ゴルフ記者は、タイガーのマスターズ制覇について「黄色信号だったものが赤になったとまでは言わないが、オレンジ色くらいには変わってきている」と表現している。

 かつて、タイガーは「勝てると思える試合にしか出ない」と語ったことがある。現状を良いほうに考えると、マスターズに万全の状態でプレーするために、いまは無理をしないということなのかもしれない。

 いずれにしても、マスターズを控えてタイガーの一挙手一投足が注目されているのは間違いない。

  
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