違反じゃないです。畑岡奈紗が”フェイク動画”の餌食に!?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/2/11号
2020/02/05更新

違反じゃないです。
畑岡奈紗が”フェイク動画”の餌食に!?

 米女子ツアーシーズン開幕戦ダイヤモンドリゾート・トーナメントオブチャンピオンズで優勝争いを演じた畑岡奈紗。惜しくもプレーオフで敗れたが、その裏でルール違反問題がツイッターで取りざたされていた。

 ツイッターにアップされたビデオはすでに削除されているが、最終日の11番ホールのグリーン上で畑岡がボールの前にコインでマークし、そのあとボールをピックアップしてコインの前にボールを戻す様子を“切り取った"映像。これが誤所からのプレー(違反)にあたるのでは? と一部ネットで騒動に。しかしこれは畑岡のルーティンの一部を切り取ったもの。

 実際にはボールの後ろにコインでマーク。そのあと、いったんボールをコインの後ろに置いてラインを読み、再び元あった場所にボールを戻してパットを行っていた。

 その事実をLPGAはすぐさまビデオで確認。「ビデオはルーティンの後半だけを切り取ったもので、全体としてまったくルール違反に当たらない」としたため、騒動は鎮静化した。

 それにしても誰もがSNSで映像を簡単にアップできる時代。いわゆるフェイクニュースや誤解を招くような画像がひとり歩きする例も。今後もいつ誰が悪意を持った第三者の餌食になるかわからない。「東京オリンピックの前に優勝するのはもちろん、五輪の前に世界ランク1位になりたい。ナンバー1としてオリンピックに臨みたい」と大きな目標を持つ畑岡。月曜日にもつれたプレーオフは7ホール目でメキシコのギャビー・ロペスがバーディを奪取してV。畑岡は3メートルのバーディパットを決めきれず惜敗するも「残念ですがすごく良い経験になりました。これを将来に生かせれば。重圧のなかどう自分をコントロールすべきか勉強になりました」。

 21歳になった畑岡はあくまでも前向きだ。

  
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