今季6勝目の鈴木愛。米メディアはどう見たか?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/12/03号
2019/12/05更新

今季6勝目の鈴木愛。
米メディアはどう見たか?

 日本国内で唯一開催される米女子ツアー、TOTOジャパンクラシックで鈴木愛が優勝を飾った。2日目、最終日とノーボギーの完璧な内容に海外メディアはこぞって"日本のスターが地元のギャラリーを魅了した"と報じた。

今季何勝目だっけ……

 昨年の畑岡奈紗に続き2年連続で日本勢が勝利を収めた同大会。とはいえ米ツアーのメンバー資格を持たない選手の優勝は07年の上田桃子以来12年ぶり。しかも鈴木はこれが2週連続、今季6勝目のハイペースだ。

 「3打リードで迎えた最終日、他を寄せつけない圧倒的なプレーを見せた鈴木。54ホールでボギーわずか1個。安定感がすごかった」(米ゴルフダイジェスト)

 「米ツアーでは無名だが日本では大スター。19年はこれが6勝目でツアー通算15勝の実力者だ」(LPGAツアー公式サイト)

 「18番でバーディを決め(メジャー覇者の)キム・ヒョージュに3打差をつけ勝ち切った鈴木は世界に強さを見せつけた」(ESPN)

 「ゴルフウィーク」誌は鈴木がLPGAメンバー入りするかどうかに注目し解説。上田のようにそのまま米ツアーのメンバー資格を獲得するのか、渋野日向子のように時期を選ぶのか?

 「米ツアーは夢だったのでチャレンジしたい気持ちはあります。でも英語もしゃべれないし家族のサポートが欠かせないので相談もしなければならないし、旅も得意じゃない。食事もそう」と鈴木が悩んでいる現状を説明し、LPGAメンバーになるには「11月18日までに申請しなければならない」と記事を結ぶ。

 オリンピック出場権争いも今後激化するのは必至。目下世界ランク4位の畑岡は濃厚としても、15位で安泰かと思われた渋野に鈴木が19位と肉薄。出場権争いも混沌としてきた。賞金女王争いを含めツアー大詰め、鈴木がすべての鍵を握る!?

  
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