複雑怪奇!コルダのキャディはライバルのフィアンセ
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/11/26号
2019/11/26更新

複雑怪奇!
コルダのキャディはライバルのフィアンセ

 コルダ姉妹の妹ネリーがスウィンギングスカートLPGA台湾選手権で連覇を達成した。その裏にあったドラマとは?

 最終日のフロント9を終え、後続に3打差をつけたときには圧勝ムードが漂った。ところが後半で思わぬ展開が。

 14番、15番、17番でいずれも3パットのボギーを叩いたコルダはあっという間にリードを失い、連続バーディを奪ったキャロライン・マッソンに逆転を許し、1打ビハインドで最終ホールを迎えることに。

 「苦しいときにキャディのジェイソン・マクデデが気の利いた言葉で励ましてくれました」というコルダは18番でチップインイーグルこそ逃したもののバーディを奪い、マッソン、ミンジー・リーとの三つ巴のプレーオフに滑り込み。

 サドンデス1ホール目。2オンに成功しバーディを奪ったコルダがツアー3勝目を挙げるのだが、じつはキャディのマクデデはプレーオフの相手マッソンの婚約者。

 「優勝できたのはマクデデのおかげ。キャロライン(マッソン)の婚約者だけど、試合中私たちは完全にチームでした」とコルダ。複雑な状況だがマッソンは「面白かったわ」と冷静な反応。「18番のネリーのショットは素晴らしかった。賞賛しかありません。2人の優勝を目の前で見ることができてうれしかった。誇りに思います。いつか同じようなシチュエーションがきて今度は私が勝つことができれば」と語った。

 妹の戦いをハラハラしながら観戦していた姉ジェシカはいう。「バック9でミスを重ねるたび私のほうを見てきたの。『大丈夫よ』って目で合図しました。でもバーディが必須だった18番で彼女の瞳はメラメラと燃えていた。それを見てうまくいくと確信したわ」

 姉妹の喜びは当然。マッソンも"大人の対応"でネリーを祝福。だがある意味ドラマの主人公はキャディ、マクデデだった!?

  
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