まずはトライだ!W杯ラグビー観戦外国人にゴルフ誘致
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/10/15号
2019/10/23更新

まずはトライだ!
W杯ラグビー観戦外国人にゴルフ誘致

 ラグビーワールドカップ中に兵庫県(神戸)を訪れた外国人に手ぶらでゴルフを楽しんでもらおうというイベントが開催中だ。

 イベント名は「Playgolf-KOBE/HYOGO」(期間9/19~10/15)。主催は神戸観光局で、同局は昨年、神戸・兵庫ゴルフツーリズム協議会を設立しているが、今回の試みもその一環だ。

 英語で予約できる専用サイトでプレー日を入力すると、当日プレーできるゴルフ場が表示され、コースの特徴や料金、歴史などが紹介される。サイト上での代金決済も可能という。訪日客だけでなく、日本人や在留外国人も利用できる。手ぶらで来場してプレーができ、クラブ、シューズのレンタル、ゴルフ場までのタクシー送迎なども含めた手配・予約のサービスを行う仕組み。プレーできるゴルフ場は神戸GC始め、県下の21コース。コース側では英語が話せるスタッフを置いたり、英語でのランチメニューを準備したりしている。

 地元の神戸新聞によると、神戸で行われるワールドカップ4試合の観客数約12万人のうち、外国人はその3割にあたる3万6000人と試算している。その半数がラグビー強豪国の英国(イングランド、スコットランド、ウェールズ)、アイルランド、オーストラリアからの来日となる。これらの国はゴルフが盛んでもあり、将来のゴルフツーリズムにつながるという同局の考えだった。9月25日現在で予約は3件。「問い合わせは結構あるのですが、実際予約に至ったのは3件。事前にあまり広報できなかったことで苦戦しています。また日本が、ゴルフが盛んな国とは欧米豪の人たちから認識されてないようです。『日本でゴルフ……?』と思っているのかもしれませんね」(神戸観光局、羽東佑樹氏)

 しかしSNSでの個人による発信が隆盛のいま、3件の予約から口コミで「日本のゴルフコースはすごい!」と、人気が広がることがあるかもしれない。レッツトライ!

  
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