反省したり開き直ったり。また怒られたデシャンボー騒動まとめ
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/09/10号
2019/09/05更新

反省したり開き直ったり。
また怒られたデシャンボー騒動まとめ

 ブライソン・デシャンボーのスロープレーは有名。「自分は悪くない」と開き直ったと思ったら「皆のお手本になりたい」と改心の様子を見せたり……。一連の騒動をまとめた。

考えすぎ!?

 スロープレーはゴルフ界全体の問題だが、デシャンボーの遅さは同伴プレーヤーが辟易するほど。SNS上でプロや視聴者からたびたび指摘され、ツイッターが炎上することも。

 そんななか、ノーザントラスト2日目、1パットに2分以上、70ヤードのアプローチに3分以上かけ、そのシーンがSNSで拡散され各方面から名指しで非難を浴びた。

 大会前は「自分は悪くない。プレーが遅く見えるのはキャディや同伴プレーヤーの歩く速度が遅いから。毎ショット40秒以内を心がけているし、自分の球には走って向かっている。たまに時間をかけることはあるけど、個人攻撃は良くない」と自らの正当性を主張していた。

 ところが実際にワンショット3分以上かける映像がアップされると、世界ランク45位のエディ・ペパレルは「一緒に回ったトミー(フリートウッド)やジャスティン(トーマス)は完全に退屈している。人のことを考えない自己中野郎」とデシャンボーを酷評。視聴者のなかには「皆、起きてるかい?」「これだけスロープレー見せられるともう試合を観戦する気がなくなる。もう見ない」という人も。

 深刻な状況に気づいたデシャンボーは自身のインスタグラムに「プレーのペースが向上するように努める。これからは自分が問題の根源になるのではなく解決する側に回る。ゴルフ界のよいお手本になりたい」とコメントを投稿。

 最終日の朝にはスロープレー撲滅の急先鋒ブルックス・ケプカがデシャンボーと直接話し「尊敬する選手に指摘してもらってよかった」と本人も納得した様子。ツアーはショットリンク(データ解析プログラム)を活用した計測を検討中で遅い選手にはペナルティを科す方針だ。

 全英女子Vの渋野日向子が世界を魅了した要因のひとつにプレーの速さが挙げられるが、デシャンボーはスマイリングシンデレラのプレーを見ただろうか。

  
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