週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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全英まで全試合スキップ！
ケプカが超本気だ

　今年も、マスターズ２位、全米プロ優勝、全米オープン２位とメジャー男ぶりを遺憾なく発揮している世界ランク１位のブルックス・ケプカが全英オープンにロックオン！

　はトラベラーズ選手権に出場。さすがに疲れが出たのか57位タイと下位に沈み「まだベスページ（全米プロ）のことすら気持ちのなかで整理できていない。試合が続いたので心身ともにきつい面がある」と打ち明け「少しは（全米プロ連覇の）余韻に浸りたい」と語っていた。

　本人によると次に試合に出るのは７月18日から北アイルランドで行われる全英オープン。「まずはしばらく休む。クラブは握らない。で、ヨーロッパに渡る」。メジャー最終戦にかなり前乗りし、時差調整を行い全英特有のリンクスに慣れるべく練習を行うという。「特別じゃないよ。いつも通り普通なことを普通にやる」

　ゲーリー・ウッドランドを追撃し全米オープン３連覇に限りなく近づいたことに関しては「結果がすべてじゃない。良いプレーをしたけれど、あとちょっとパットが決まらなかった。ゲーリーがすごかった。あっぱれだ」と納得の２位であることを強調した。「結果よりプロセスのほうが大事。優勝できるかどうかビクビクしながらプレーしていたら勝てないし、勝っても負けてもＯＫという気持ちでやっているから自分はメジャーが得意なのかもしれない」

　そんな彼も昨年の10月、初めて世界ランクトップに立ったときは「プレッシャーがあった」と話す。「ナンバーワンとしてどういう振る舞いをすれば良いかわからなかった。精神的に消耗したよ。でもいまはもう慣れた。自分のゴルフに集中して良いプレーをすれば結果はあとからついてくる」

　舞台は難関のロイヤルポートラッシュ。地元出身のグレーム・マクダウェルは「天気は毎日荒れるだろう」と予想。厳しいコンディションになりそうなメジャー最終戦にケプカがどう立ち向かうか注目だ。

　　
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