8戦4勝。メジャーに異常に強いB・ケプカ。秘訣はあの肉
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/05/28号
2019/06/07更新

8戦4勝。メジャーに異常に強いB・ケプカ。
秘訣はあの肉

 29歳のブルックス・ケプカが全米プロで連覇を達成。17年の全米オープンからメジャー8戦4勝の驚異のハイペースに周囲から早くも「メジャー2桁勝利いける」の声が。

 最終日は、親友のDJことダスティン・ジョンソンに追い上げられる苦しい展開だったが、3日目まではひとり違うコースを回っているような快進撃で大会レコードを連発した。「メジャーで7打リードして逆転負けした選手はいない、っていうからかなりプレッシャーだったけど、コーチから勝っても負けても歴史に残るってことだよ、といわれ気が楽になった」

 サンデーバック9で4連続ボギーを叩き、DJに1打差に迫られたときには「さすが自分に腹が立った。切れる寸前だった」というが、最後はボギーでも勝ちの状況で見事にパーセーブに成功し、珍しく雄叫びをあげながら派手なガッツポーズ。

 「感情が込み上げてきた。こんなに興奮したのは初めて。達成感も生涯最高潮だった」ギャラリーはDJびいきで、ヤジやブーイングを浴びたが「それがニューヨークでしょ」と大人の反応。2位に終わったDJは「素晴らしい。親友だし自分のことのようにうれしいけど、これからますます警戒しなきゃいけないね」。もともと「メジャーのほうが勝てる気がする」と豪語するケプカに「なぜ普通のトーナメントでもっと勝たないのかわからない」というのはローリー・マキロイ。確かにメジャーで4勝しながら、ツアー通算6勝というのは不思議な気がする。最終日同組のバーナー3世は「気にしないようにしたけど、憎らしいくらい強かった」と賞賛。現地のメディアでは「ケガさえなければメジャー12勝は固い」ともっぱらの評判だ。

 大会前、前年の覇者が主催するチャンピオンズディナーでケプカは“宮崎ビーフ"を振る舞った。「ステーキは和牛しか食べない」というチャンプの胃袋と強靭な肉体を支えているのは、ダンロップフェニックスで来日したときに覚えた宮崎ビーフだった!?

  
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