マキロイ7打差圧勝。地元開催の全英OPをロックオン
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2019/07/2号
2019/08/19更新

マキロイ7打差圧勝。
地元開催の全英OPをロックオン

 全米オープンの前哨戦RBCカナディアンオープンでローリー・マキロイが7打差の圧勝を飾った。「こんなに調子が良いのは久しぶり」という元世界ナンバー1は地元・北アイルランド開催の全英オープンに照準を合わせた。

 これをゾーンといわずしてなにをゾーンというのか? それほど最終日のマキロイは神がかっていた。ショットはピンを差し、グリーン外からチップイン。奪ったバーディは9個。17番のイーグル奪取で夢の50台も見えていた。だが、18番でバンカーにつかまりボギー。「皆50台を期待していたのにごめんなさい」というが9アンダーの61。タイガー・ウッズが持つ大会最少ストローク優勝に並ぶ通算22アンダーで大勝を飾った。

 「守らず攻め続けるゴルフが冷静にできたことが収穫。全米オープンももちろんだけど今季残り試合が楽しみ。大きな自信になった」とマキロイ。

 今年の全英オープンは北アイルランドが舞台。しかもロイヤルポートラッシュはマキロイが16歳のとき「61」を出した思い出のコースだ。「今日(最終日)みたいな日は自分でコントロールしなくても流れがきて乗っていける。随分前(14年前)のロイヤルポートラッシュのときの感覚と似ていたよ」

 マキロイによると「自分ではないなにかが乗り移る感覚」があったそうで「それが続けばすごいことになる。メジャーで起こればいいね」

 プレーヤーズ選手権に続く今季2勝目。ナショナルオープン制覇は6度目で世界ランクも3位に浮上。やはり桁外れの突破力を持つのがこの男。

 そんな彼が自分の優勝争い以上に気にしていたのが同胞グレーム・マクダウェルの成績。カナディアンOPで10位以内に入ればホームタウンで行われる全英への出場権が手に入る。結果8位タイで無事切符を手にしたGマックに「良かった。本当にうれしい」とマキロイ。

 少し気が早いが、7月18日からの全英では地元勢2人のプレーに注目だ。

  
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