「どん底でも支えてくれて感謝」タイガーに自由勲章授与
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/05/28号
2019/06/07更新

「どん底でも支えてくれて感謝」
タイガーに自由勲章授与

 マスターズでの11年ぶりメジャー復活優勝を受け、アメリカ人として最高の栄誉とされる大統領自由勲章がタイガー・ウッズに授与された。

 ホワイトハウスのローズガーデン。モクレンや白バラが満開のときを迎えた最高の午後。まるで打ち合わせたかのように紺系のスーツ、白いシャツに赤のネクタイで登場したトランプ大統領とタイガー。大統領によって勲章を胸にかけられたタイガーは感無量の表情を浮かべた。

 「アットホームな授与式にしたい」という本人の意向で、会場にはこれまでタイガーを支えてきた100人が招待された。彼らを前に「良いときも悪いときも、頂点のときもどん底のときも支え続けてくれた皆さんに心から感謝します。マスターズでの復活優勝はゴルフ人生のハイライト」と感慨深げにスピーチを行った。

 母クルチダさんやサムとチャーリー2人の子どもに「愛している」と伝えたときには込み上げるものを必死で堪えた。

 ゴルフ界ではアーノルド・パーマー、ジャック・ニクラス、チャーリー・シフォードに次いで4人目の自由勲章受賞。そのニクラスは当日ツイッターで「タイガーの自由勲章受賞を心からお祝い申し上げます。ゴルフという素晴らしいゲームを通して人々にモチベーションを与えてきた影響力は彼の豊かな才能と同等(に素晴らしい)」と祝意を述べた。

 スピーチでタイガーは先達への思いを語ったが、とくにアフリカ系ゴルファーのパイオニアであるシフォードについて「自分にとって本物のおじいさんのような存在でした。息子の名前は彼からもらった」と秘話を明かした。

 招待客のなかにはマネジャーのスタインバーグ氏や専属キャディのジョー・ラカバ、世界ランク1199位から6位に押し上げた陰の立役者ガールフレンドのエリカ・ハーマンさんの姿も。大統領が中東に建設するコースの設計にタイガーが関わることが明らかになるなど、ビジネスマンの顔もちらり。

 アメリカは再起する者に優しい!

  
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