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週刊ゴルフダイジェスト 2019/04/9号

2019/04/05更新

タイガーの元コーチ
ブッチが引退へ？

　米ゴルフ誌が有名コーチ、ブッチ・ハーモンがツアーから撤退すると報じた。

リッキーとブッチ。こんな姿も見納め!?

　タイガー・ウッズがプロデビューから03年に袂を分かつまでコーチを務め、メジャー８勝を導いたブッチは、これまで元世界ランク１位のグレッグ・ノーマンやフィル・ミケルソン、アーニー・エルスら有名選手を指導してきたことから“コーチ界のセレブ＂と呼ばれるほど。

　現在も世界ランク１位のダスティン・ジョンソンやリッキー・ファウラー、ジミー・ウォーカーらのコーチとしてトーナメントに同行している。

　しかし今年８月で76歳になる最近はツアーに出向く機会は減り、代わって息子のクロード・ハーモン３世が教え子たちを見るケースが多くなった。そのなかにはブルックス・ケプカも入っている。

　ブッチに近い関係者は「デリケートな問題なので匿名が条件」としながら「ツアー（コーチ）はもう引退する」という本人の言葉を耳にしたと証言している。

　ブッチはツアーコーチ以外にスカイスポーツで20年以上メジャー解説を務めているが、そちらも今年のマスターズが最後になる見込みだ。

　父は１９４８年にマスターズで優勝したクロード・ハーモン。本人は50歳近くまでクラブプロとして燻っていたがタイガーの指導をはじめてから一躍有名コーチの仲間入りをし、これまで30年近くツアープロから引く手あまたの存在だった。

　昨年シネコックヒルズで行われた全米オープンでは大会前の練習日にタイガーと談笑しながらコースを歩く姿が目撃されているが、今後はかつての師弟が並んで公の場に姿を現すことはないのだろうか？

　本人は引退に関していまのところ、コメントしていないが、関係者によると今後は自宅のあるラスベガスで妻と２人、悠々自適の暮らしをするつもりだという。