プロ独自のルールはありえない!米コミッショナーが断言
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/04/9号
2019/04/05更新

プロ独自のルールはありえない!
米コミッショナーが断言

 新ルールの実施で、プロツアーでさまざまな問題が起きているのはご存知のとおり。そんな状態を受け、新ルールのすべてをプロに適用すべきではない、プロだけのルールを設けるべきではとの声も出ているのだが……。

 そんななか、PGAツアーのジェイ・モナハンコミッショナーは「私たちは常に彼ら(USGAとR&A)のルールに従ってプレーしているし、今後もプレーし続ける事だろう」と、プロ独自のルールを作ることを完全に否定した。「私たちは、完全に新ルールを支持している。というのも、新ルールを作るのには私たち自身もかかわっているからだ」とモナハン氏。「新しく50の改正が行われれば、いくつかはうまく機能するし、いくつかは論議を呼ぶことになる。(残りの)討論されていないことは、全て非常によく機能しているということだ」として、今後もルールに関しては「USGAとR&Aに任せることに満足しているし、2つの協会は素晴らしい仕事をしている」としている。

 プロの飛距離が伸びていることに対して、かつてボールの飛距離を制限するべきという話もあったが、プロとアマが異なったゴルフ用品を使用することについては、ツアープロへの匿名のアンケートでは、プロの60%以上が反対しており、「ゴルフ産業をダメにする」とか「ゴルフの尊厳が失われる」などの意見があり、プロだけの用品ルールを作るという話は少なくとも近い将来にはなさそうだ。

 プロツアーは、アマチュアの手本でもあり、同じ舞台とルールでプレーするからこそ、プロのすごさやその才能、努力がわかるというもの。それをプロのツアーが自ら手放すことはありえないということなのかもしれない。

  
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