週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 6/12号
2012/6/4更新

プロの試合は
勝手にドロップしてもいいんですか?


藤本くん、読者からの質問です

 今年からツアー参戦し、3試合目のとおとうみ浜松オープンでは、出場最速優勝記録樹立まであと一歩だった藤本佳則。そんな藤本のルール処置を巡って、それを見ていた読者から問い合わせがあった。

 読者から問い合わせがあったのは2日目の14番ホール・パー4の救済処置について。藤本は2打目をグリーン左に外し、ボールがカート道路に止まったので、救済を受けてドロップした。

 その処置自体は間違っていないように見えたが、問題はそれを藤本とキャディだけで行ったこと。「アマの競技でもそうだが、プロの試合なら競技委員か、少なくともマーカーか同伴競技者に立ち会ってもらってドロップするのが常識ではないでしょうか」という問い合わせ。ドロップした球がホールに近づいていないかどうか確認するためだ。しかし、このときの2人の同伴競技者はグリーンの反対側にいて、藤本のドロップを見ていたとしても、その場に立ち会ってはいない。ギャラリーや視聴者から誤解される状況だった。

 あるコースの競技委員は苦言を呈する。

「これで公平さが保たれるのでしょうか。それに2度ドロップして2クラブレングス以上転がったのか、藤本はプレースしましたが、それも芝の上にボールが浮いたような……。何だかプロどうしの“互助会”的なものを感じましたね」

 問い合わせに対してはっきりさせておくと、ドロップする場合、競技委員やマーカーが立ち会わなくてもルール違反になることはない。JGTO(日本ゴルフツアー機構)のトーナメント(ローカル)ルールにも誰かが“立ち会わなければならない”という決まりはなく「マーカーと競技者で処置すること、と伝えているだけ」(JGTO広報)。ただ、人が立ち会うのは常識で、明記するまでもないだろう、というニュアンスだったことは付け加えておこう。

 ジュニア時代からトップアマとして活躍した藤本だが、この常識を知らなかったのか、はたまた“プロの水”に馴れたのか。いずれにしてもアマの常識はプロには通用しない?

 
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