虎の爪痕は残った?チェ・ホソン、米ツアーデビュー
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2019/03/05号
2019/03/04更新

虎の爪痕は残った?
チェ・ホソン、米ツアーデビュー

 AT&Tペブルビーチプロアマで念願のPGAツアーデビューを飾った虎さんことチェ・ホソン。あいにく予選落ちに終わったが、しっかり爪痕は残したようだ。

 大会前はツアーの公式サイトで「チェについて知るべき13のこと」という特集が組まれ、生い立ちからスウィングの変遷などがこと細かく掲載されるなど、注目の高さが伺えた。

 本番でも、優勝したフィル・ミケルソンらの組に負けず劣らずのギャラリーを集めSNSで有名になったアクロバティックなフィッシャーマンスウィングに大きな歓声と笑いが巻き起こった。

 ハイライトはメーンコースのペブルビーチGLで回った第3ラウンド。モントレー湾を見下ろす海岸沿いの4番パー4で見せたチェのバーディトライは旗竿を差したままのカップに吸い込まれるかに思われた。すると虎さん、大きく両腕を挙げてガッツポーズの準備。しかし無情にも打球はカップのわずか手前で失速。バーディならず、がっくりとひざをつくとそのままグリーンをハイハイ……。

 このコミカルなシーンにギャラリーは爆笑。「さすがはSNSのスター」と盛り上がり、PGAツアーの公式ツイッターにその場面がアップされるとたちまち2000件以上の「いいね!」がつき、コメント欄に「この選手を毎試合主催者推薦で出場させるべき」「珠玉のエンターテイメント」「彼こそ見るべき選手」と賞賛の声が。一部では「酷い振る舞い。子どもには見せられない」という意見もあったが、概ね好評だった。

 米メディアも「いまのところPGAツアーに出場する予定はないが、AT&Tでのチェのプレーを見て招聘する大会が必ず出てくるはず」と虎さんの再訪に期待を寄せる。

 スウィングにしても内面にしても個性派が少なくなった昨今のゴルフ界でチェの存在が稀有なのは確か。虎さん旋風はしばらく続きそう……?

  
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