芝目を読むのも技術!グリーンリーディングブック規制
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/11/20号
2018/11/13更新

芝目を読むのも技術!
グリーンリーディングブック規制

USGAとR&Aが「グリーンリーディングブック」に関するルール変更の内容をまとめた。

 来年1月1日から施行されるルール改正に合わせて、先の8月に浮上した、ルール14-3の規定の追加。グリーンマップ、グリーンリーディングブック、ヤーデージブック内のグリーンの記載方法の規定が、最終的にまとめられ発表された。

 その内容は、パッティンググリーンの記載は①480分の1以下のスケールで描かれること(5ヤードが約1センチ弱となる)。②一つのグリーンは、5・715センチ×17・78センチ以下で記載されること。③上記の記載を裸眼や通常のメガネやレンズを使用し、拡大して見てはならないこと。④プレーヤーやキャディの手描きの場合も、規定のサイズを超えてはならないこと。また、スマホのアプリなどについても、前記のスケールやサイズを超えてはならず、拡大できるものも禁止される。

 8月の時点では、4度(2・9%)以下のグリーンの傾斜を記載してはならないとし、全貌がわかりにくかったが「より実際に使いやすく、理解しやすいものになった」(USGAのシニアディレクター、トーマス・ペーゲル氏)と言えそうだ。

 改訂についてバッバ・ワトソン、イアン・ポールターらは「ゴルフを本来のものに戻してくれる」「グリーンブックに、時間を無駄にしてきた」などと、賛成意見を表明。こちらが多数派だ。しかし、アダム・スコットは「パターのアンカリングが禁止されたうえに、グリーンブックも禁止されるのだから、なんと言って良いのかわからない」と、戸惑いを見せる。

 この改訂には、アマチュアゴルファーが利用し始めているデジタル機器の利用にも歯止めをかけようという意図もある。

 USGAとR&Aはグリーンを読むのもスキルのひとつ、と言いたいようだ。

  
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