ニクラスがロシアでひと儲けしているとな
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2018/11/13号
2018/11/16更新

ニクラスがロシアで
ひと儲けしているとな

  ロシアでゴルフブーム到来の兆し?

 世界中でコース設計に携わる実業家でもあるジャック・ニクラスは、かつて「日本を含め、アメリカ、イギリスなどではゴルフは成熟産業となり、新しいコースの設計依頼がほとんどない」とこぼしていたが、ニクラスの設計事務所は新たな市場としてロシアに活路を見出しているようだ。

 今月もモスクワ近郊に「ラエボ・ゴルフ&カントリークラブニクラス」が仮開場の予定で、ニクラスもオープニングに参加するという。ニクラスの事務所が手がけたコースは世界中にあるが、首都としてはモスクワがもっとも数が多いことになるという。

 過去10年に80回以上ロシアを訪れているというニクラスデザインのディルク・ボウツ氏は「初めてロシアを訪れた際には、ゴルフというものがほとんど存在しないような状態だったが、いまではゴルフが根づき始めているのがわかる。来るたびに、ゴルフが庶民的になり、多くのロシア人がプレーするようになっているんだ」と語っている。

 2008年にモスクワ近郊に初めてニクラスのコースをオープンさせて以来、コース造成の器機もどんどん新しいものとなり、工期も短縮できるようになってきた。最新のラエボG&CCも、7345ヤードの木々に囲まれた美しいコースに仕上がったと、ニクラスも自信の出来栄えという。

 ロシアに初めてゴルフコースができたのは、まだソビエト時代の30年前。現在は、18ホールのゴルフコースはまだ12コースだというが、計画中や建設中のゴルフコースは、山のようにあるとか。先のリオ五輪で、ロシア代表の美女ゴルファー、マリア・ベルチェノワがコースレコードを叩きだし、話題になったが、ロシアでのゴルフ人口が増えるにつれ、プロの世界でもロシアの存在感が増してくるかも?

  
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