フォージドに3層構造……クラブでもボールでもない靴の話です
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/10/16号
2018/11/01更新

フォージドに3層構造……
クラブでもボールでもない靴の話です

  アディダスゴルフから"フォージド"が出た! のだが、これはクラブではなく靴の話。

 10月5日に発売された「アディパワー フォージド」がそれ。フォージドといえば、金属を熱処理で加工した鍛造のアイアンを思い浮かべるが……。今回、アディダスは繊維や皮革素材に熱処理を加えることで、硬度などの調整ができる「フォージドテクノロジー」を、ゴルフシューズに初搭載。写真を見ればわかるように、アッパーには波状の凹凸(溝)が見てとれ、アイアンのフェースのよう。この技術により、アッパーにプラスティックなどの異素材を使わずとも、必要な部分の硬度が高められ、安定性を高めるのはもちろん、軽量化や質感、通気性が保てる。また、フォージド加工の角度を調整し、ゴルフスウィング特有のフットワークに合うよう工夫しているという。さらに、もうひとつ、この技術によってプラスティックを使用せずにすむことから、エコにもつながるという“意識高い系"の靴ともいえる。ちなみに、アディダス社はグルーバル規模でプラスティックの使用削減に努めており、余談ではあるが社内でペットボトルの飲み物を飲んでいる人はいないという。

 一方、フットジョイからは、人気のPRO/SLの新モデルが登場。“おしゃれなスパイクレス"という印象ながら、ソールがすごい。3層構造で、最下部ソールがグリップ力、中間部は安定性、最上部は足裏に柔らかくフィットするという、それぞれ違う役目を果たす。

 気候はどんどん涼しくなっていくが、靴事情はかなりアツイ。

  
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