ギャラは現物支給?いわくつきゴルファーがキャディ公募
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2018/08/07号
2018/07/30更新

ギャラは現物支給?
いわくつきゴルファーがキャディ公募

 PGAツアー2勝ながらこのところまったく良いところがないオーストラリア出身のスティーブン・ボーディッチ。崖っぷちの彼がツイッターでキャディを募集。16歳の少年を採用した。

 15年のAT&Tバイロン・ネルソンでツアー2勝目を挙げながら翌年から大スランプに陥り、ここ37試合で35回予選落ちしているボーディッチ。プロキャディに断られまくったのかどうかは定かではないが、12日開幕のジョン・ディア・クラシックのキャディをツイッターで公募。「今週トーナメントでキャディをしたいと思っている地元に住む少年、カレッジゴルファーはいない? 1パーセントは日曜日(最終日)まで担いでもらう可能性あり。報酬は……余ったグローブとボール。それらすべて君のもの」と試合直前にツイート。

 予選落ちする気満々じゃないか? ギャラは現物支給なの?と突っ込みどころ満載のツイートだが200件近い応募があり、大会中に17歳の誕生日を迎える少年エリアス・フランク君が選ばれた。

 「叔父が2人ジョン・ディアで働いていて自分はゴルフチームでプレーしながら、違うコースのキャディをしています。金曜日に17歳になるのであなたの予選通過のお手伝いができれば、それが最高のバースデープレゼントになります。オーストラリア、大好き!」というメッセージを送って、なんとも健気にアピール。初日にSNSにアップされたツーショット写真でも人の良さそうな笑顔がまぶしいナイスガイだ。

 実はボーディッチ、昨年松山英樹がフェニックス・オープンに優勝したその週、泥酔して車を運転し警察沙汰を起こした“いわくつき"でもある。酒癖の悪さがしばしば取りざたされているが、健気な少年に免じて今回ばかりは頑張ってほしかった。だが結果は6打足りず予選落ち。この経験が少年にとって今後の糧になりますように!

 

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